認定されたパッシブハウスを見てきた。
おはようございます、紙太材木店の田原です。数日前から花粉がぶり返してきました・・私だけではないようで昨日の打合せ来社された奥様もマスクをつけていて花粉ですか?とお聞きすると私と同様2.3日前からひどくなったとのこと花粉かあるいは黄砂かわかりませんがそろそろ勘弁していただきたいと思います。さて、昨日は新住協、中部東海支部、支部長の金子さんのところであったドイツのパッシブハウス認定住宅の見学会一般の方向けではなく工務店や設計事務所、建材メーカーが対象の見学会です。1週間ほど前にドイツで開催されていたパッシブハウスの25周年カンファレンスで金子さんのところの渡辺さんがパッシブハウス コンサルタント資格を取得しましたがこの住宅で申請されています。前先生のFBより拝借このパッシブハウスという言葉既にある程度一般化していますが明確にはご存知ない方が多いですし、日本では勝手に「パッシブな家」と直訳したような住宅もあります。パッシブハウスというのは実は明確に性能基準が決まっていてそれをクリアできなければ認定されません。設計段階から申請しなければなりませんからそのためのコンサルが必要でその資格が今回渡辺さんが取得したパッシブハウス コンサルタント資格従来はパッシブハウスの認定を受けようとすると資格を持っている、森みわさんかクーラー・アンドレアさん経由でしたがここに渡辺さんが加わることになります。これから日本でもこの資格を持つ方が徐々に増えていくと思われます。ということでどんな家か?壁の断面の断熱材が入っている模型です。3層に分かれていて一番奥が一般住宅の壁と考えてください。その中に断熱材が詰まってます。そして手前に2層、密度が高いのでスタイロフォームのように見えますが高性能グラスウールです。壁の厚さは30cm以上工事中にお伺いした時の写真を見ると厚さが実感いただけます。私のヘルメットを置いても余裕の壁厚です。こちらは現在紙太材木店で工事中の可児の家可児の家でも普通の家の倍以上の厚さがあるんですが写真だけで比べるとなんだか心細くなってしまいます。住宅性能は断熱だけでなく気密や換気、冷暖房システムできまりますが一般の方はどうしても断熱だけに目がいきます。今回のこのパッシブハウス一般の方にも公開されますのでご興味のある方はお尋ねください。住宅性能は断熱だけではないことがわかります。10年後、20年後に資産として価値のある家とはどんなものか世代が代わるたびに家を新築することの意味や理由はどこにあるのかこれから家を建てる方はじっくり考える必要があります。そのヒントがこの家にはあります。