同じような風景(白川郷と北海道)でも住宅性能は大違い
おはようございます、紙太材木店の田原です。鼻水は出るは、体は重いは、頭は痛い・・・風邪か花粉症か分かりませんが昨日の午後からこんな状態が続いてます。経営者としてはどちらにしても気力でねじ伏せることになるような・・・さて、2週間ほど前の白川郷、先週の北海道まったくもって同じような環境、寒さだということが分かりますがそこに住む人の家の中の環境は全く違います。日中の最高気温は両方とも氷点下からせいぜい2~3度白川郷では部屋を閉め切って炬燵にストーブという採暖方式の暖房ですから、その部屋から一歩外に出ればそこは極寒の地トイレもお風呂も廊下も脱衣室も・・・片や北海道では全室暖房でどこでも暖か膝から下が冷たい、足先が冷たいなんてこともありませんしまして、お風呂が寒い、脱衣室が寒いなんてことは考えられません。同じような寒さ環境なのにその対策が異なります。なぜか?簡単に言えば、白川郷では住まい手にも、作り手である工務店にも全室暖房なんて考えがないからですが(贅沢、無駄、非国民、身上が傾く、そんな嫁は・・etc)じゃあ、そのままずっとその方式(採暖方式)が続くのかと言えば誰が考えてもそれは無理QOL(生活の質)の変化をを考えれば全室暖房は時代の流れ問題は全室暖房した時の暖房費それが今の採暖方式と同じ金額ならあるいは採暖方式の半分になるのなら更に一歩進めて3分の一になるなら誰もが全室暖房に流れます。同時に、その建設コストも検討課題になりますが今使っている暖房費を基準に、その元を取ろうという考えではいつまでたっても全室暖房にはなりませんし、暮らし易い環境は得られません。現在の暖房費を基準にすることから離れる必要があります。付加断熱にしても全室暖房にしてもその価値をどう捉えるか、どう考えるかで暮らし易さは全く変わってきます。もちろん予算に制約があるなかでどこに予算を集中させるかは人それぞれです。デザイン、インテリア、住設機器(ユニットバス、キッチン、家具、太陽光パネル)etcあれもこれもでは予算がいくらあっても足りません。一度建ててしまうと後から何とかなるところと何とかするには多大な費用のかかるところがあります。冬は家の中が寒いのは当たり前という常識から抜け出す必要があります。北海道では冬、家の中が暖かいのが当たり前です。