住宅はデザインと目で見える性能の時代になりました
おはようございます、紙太材木店の田原です。週末からパソコンの調子が悪く文字は送れるけれど、データが添付できない状態でも受信は問題なしおまけにネットのアクセスがかなり遅くなっていてその対応に四苦八苦しているところです。パソコンの本体でブロックしているか社内のネットワーク環境が古くなっているのか…と言うことで、月曜に書いたブログも送信したはずが送信されずどこかに消えてしまいました。今回のブログはIPadで書いているのでいつもと違って新鮮な感じです。Replanと言う住宅雑誌があります。北海道と東北で販売されている雑誌なのでこちらの書店で手に取ることはありませんが、これから家を建てる方にはご一読をお勧めします。一昔前のあちらの住宅雑誌というと性能優先でデザイン二の次というタイプが多かったのですが、ネットの時代、今や個々の違いはあっても、地域によるデザインの違いはほとんど感じられません。デザインはある面真似のかたまり良さげなものはあっという間に日本中に広まります。そんな中での注目は雑誌に掲載されている住宅の大部分にUa値とC値が記載されていること。つまり断熱性能と気密性能が数値でわかるようになっています。こちらの住宅雑誌ではせいぜい、断熱材には何が使ってあるかという程度,セルローズかグラスウールか、羊毛か吹付けウレタンかというレベル加えて、サッシは複層ガラスと書いてあるだけ…これでは断熱性能がどれくらいあるのか専門の私でもわかりません。比較のしようが無いんですね。更に、驚いたのは掲載されているそれらの数値がとても高いことHeat20のグレード1レベル、中にはグレード2に近いものもあります。2020年に義務化される現行の国の基準は最低基準欧米では国の基準の30%アップが民間基準ですがその通りのレベルです。このReplan東北で掲載されている仕様で美濃地方で家を建てると現行の仕様で建てた家の五分の一の暖房費で家中暖房できます。愛知県なら十分の一Q1住宅レベル4あるいはレベル3という性能です。残念ながら美濃地方の住宅雑誌では家の性能を数値で表すことはしていませんが、時代の流れの中で数年後には確実に表記されるようになるでしょう。車を買うとき、多くの人はデザインだけでなく燃費も意識しています。住宅でもその燃費がわかりますが今の所その数値が出ると困る人も多くいますからまだ、どの住宅雑誌も及び腰です。そんな数値を載せるんなら掲載しないと言われれば及び腰になるのもわかります。これから家を建てる方はまだ時間があります。住宅は目で見える性能とデザインの時代になりました。Replan、一冊500円送料込みでも千円かかりません。東大の前先生や鎌田先生も寄稿してますので、論理的に考えたい方にもおすすめです。