拭き漆は室内でデザインの決め手
おはようございます、紙太材木店の田原です。先週に引き続き本日は栃木に出かけます。日帰りの弾丸ツアーですから帰りの新幹線の友はワンカップか缶ビールになるのが一昔前のパターンですがいかにも親父出張で情けない・・・さて、帰りはどんな珍道中になるか楽しみです。もちろん、仕事ですよ。昨年から紙太材木店で取り入れた拭き漆好評で多くのお客様にお使いいただいています。数日前から展示ルームに室(むろ)を作って温度と湿度を管理して漆を塗っています。と言っても、私は昨年3度もかぶれましたからさすがに、今回はちょっとm(__)m・・・手術用のゴム手袋をして、軍手をはめて露出しているところにはクリームを塗りまくり合羽を着て完全防備のはずがかぶれてしまい皮膚科でステロイドを処方されることになりました。完治まで2週間、さすがに悩んでしまいますが漆の魅力に取りつかれるともう一度と思ってしまうんですね。漆塗りは一回塗ればいいわけではなく何度も塗り重ねることで光沢が増していきます。ここでやめるか、もう一度塗り重ねるかかぶれへの恐怖と漆の魅力のせめぎあいがなんとなくMな気分です。上の写真は無垢のサクラのフローリング一番右は無塗装真ん中は荏油を塗ったもの左が漆を塗ったものです。一番上の写真と二番目の写真は弁柄を塗った上に漆を重ねて塗ったものですが漆だけ塗ってもそれなりに味わいがあることが分かります。もう少しアップで見るとこんな具合塗り重ねるたびに光沢がでてきますから何回塗るかでツヤが決まります。さて、このフロアもう一度塗るここでやめてこのままにするかもう一回塗るか悩みどころです。