花粉症に対する建築側の対策とは
川辺町 禅原寺の夜桜おはようございます、紙太材木店の田原です。相変わらず、鼻水と目のかゆみに悩まされています。杉はそろそろ終わりのはずなのに次は桧の花粉とか、例年ですと5月の末ぐらいまでは何かに反応しています。昨日は随分暖かく、家の中より外のほうが暖かかったんじゃないでしょうか。夜は会合があったのでお酒が入りましたから歩いて帰ったのですが途中、お寺の桜がライトアップされてるのが目に入りました。田舎のことですから桜はいたるところで咲いていて誰も見物する人はいなかったのですがあまりの綺麗さに思わず写真を撮ってました。満開でしたが週末ぐらいまでは見れそうです。これからの時期、お天気が良くて暖かい日が続くと窓を開け放して風を取り込みたい誘惑にかられますが花粉症の私にはこの時期窓を開け放してなんてことは考えられません。考えてみると、窓を閉めたままにしている期間は11月から2月までは寒くて窓は開けられません。3月から5月までは花粉で開けられません。7月から9月までは朝夕を除き暑くて開けられません。これらの期間を合計するとなんと10か月そうなると、1年のうち窓を開けられるのは大雑把に言えば6月と10月それに7月から9月の朝晩ということになります。確かに通風も大事ですし家の中で心地いい風を受けるのは気持ちのいいものですが花粉症の私は、せめて家の中には花粉が入ってこないような家に住みたいというのが本音早ければ1月の末ぐらいからムズムズし始め5月一杯までだと4か月近く花粉に悩まされます。ひどいときは夜寝る時もマスクをつけたまま・・・新築では24時間換気が義務付けられていますが最も安価な壁付けの換気扇では給気口からダイレクトに外気が入ってきますから花粉を呼び込んでいるようなものです。最近では給気口にフィルターが付いているものもありますが気密が取れてなくてはフィルターが目詰まりして他の隙間から外気と一緒に花粉が入ってきますから効果は期待薄気密が取れていれば、頻繁にフィルターを交換することになりますからそれはかなり面倒花粉問題を建築側で解決しようとするとまず第一に住まいの気密をきちんと取ること次に24時間換気の給気側のフィルター面積の広いものを使うことその際、24時間換気は壁付けではなく極力セントラル方式のものをつかうことです。ちなみに紙太材木店で使っている換気システムのフィルター面積は驚異の8m2IHを使う家庭では1セットですがガスコンロを使う家庭ではそれを2セット使います。一般の壁付け換気扇は直径が10cm給気口は5cmx5cmx3.14=0.0078m2それが4か所とすると0.03m2花粉に悩まされていた4か月が家の中では随分楽になります。