新築検討者の劇的な意識変化
(東の窓からの直射日光が強烈で急遽ベニヤ板で遮蔽)おはようございます、紙太材木店の田原です。今日で8月は最後、2020年も残すところ3分の一になりました。コロナの影響なのか一年がとても速く感じます。週末は下米田の家の断熱気密見学会工事中の現場で断熱材を入れ、気密シートが張られている状態で見学していただきました。断熱気密見学会なので、当初はそのまま見学をと考えていたのですが高温が予想されていましたので急遽、ウインドエアコンを設置しました。予想通り、両日とも現場の外の温度計は最高気温38度を示していました。いくら高性能でも、この時期はエアコンは必須と感じた次第。こんな真夏に構造や断熱気密の見学会を開催する、もの好きな会社は無いだろうと思っていたのですが、新住協の横浜のあすなろ建築工房(関尾代表)も開催してました(笑)(関尾さんのFBより)今回、見学会を開催して感じたのは半年前に比べて、住まい手の意識や知識が格段上がっていることです。これはもう、一緒にいた社員一同感じていました。どのお客様も断熱や気密、換気などについて相当調べて勉強されていました。大門の家で見学会開催したのが2月ですが、その時と比較すると明らかに、ガラリと変わった印象です。コロナの影響がいろんなところに波及して、結果的に住宅の性能向上に結び付いているようです。今年の春先からコロナの影響で見学会が開催できない、あるいはモデルハウスの来場者が激減していことなどからYoutubeやメルマガでの情報発信が急増してます。その内容は従来のものに比べると、遥かに有益で上質な情報が発信されるようになりました。一般の新築検討者と設計者や工務店と言った実務者との性能に関する情報格差がグンと縮まっています。一部では実務者より、一般の方のほうが知っているという逆転現象も起こっています。新住協的な立場で言うと良貨が悪貨を駆逐し、日本の住宅市場が本来のあるべき状況に向かいつつある。もちろん、この傾向はまだごく一部と思われますが、性能に目覚めた一般の新築検討者の方はこれからも増えていくでしょう。一度目覚めると、知ってしまうと、もう後退はできません。そんな暑い家には住みたくないそんな寒い家には住みたくないそんな燃費のかかる家には住みたくないこれは贅沢ではなく当たり前のこととなる時代がもうすぐそこに来ています。psウインドエアコン、1.4kwタイプ (6畳用エアコンの60%の能力)2階に1台設置外気最高気温38度の時22度設定で室温30℃、湿度54%内部発熱 大人4人+子供2人+パソコン2台+扇風機2台