新住協の総会の前に
清水さんのFBより拝借おはようございます、紙太材木店の田原です。新住協の総会で昨日から仙台に来ています。昨夜は鎌田先生や他の理事メンバーと会食でした。昨年から鈴木アトリエの鈴木さんカオル建設の衣川さんそれに私が新しい理事に就任してます。今日は総会が開催されますがコロナ禍と言うこともあり、例年のように日本中から集まって研究発表というわけにもいかず、理事と各支部の支部長だけでの総会ということになります。ということで昨夜は3次会まで住まいの性能談義となりました。さて、このブログはホテルの部屋で書いているのですが床はタイルカーペット。50センチ角のカーペットを交互に敷いたものです。ホテルの部屋の床はほぼどこでもタイルカーペットです。理由はいくつかあります。フローリングに比べ、価格が安い(材工)掃除がしやすい(し残しが分かりにくい、ハウスダストが舞い上がりにくい)下の階に音が伝わりにくい作用温度(体感温度)を上げることができるetc実はいいことが多いのですが、今では一般の住宅ではフローリング一択。30年ほど前は階段と2階は全面カーペットという家もかなりありましたが、今では絶滅状態でとんと聞いたことがありません。住宅でも実はとてもお勧めです。全面一枚のカーペットよりタイルのように一枚一枚張る、タイルカーペットがお勧めなのですが、残念ながらなかなか採用いただけません。ダニやハウスダストの事を気にされるというよりどちらかと言えば、床はフローリングと言う先入観とタイルカーペットの床の家を雑誌やネットでは見たことも聞いたこともないし、カーペットなんか敷いたら知り合いに何と言われるか…ということの方が強いように感じます。論文などを検索してみるとハウスダストの舞い上がりなどはフローリングよりむしろ少ないですし、何より室内で靴を履かない日本人は素足か靴下ですから、フローリングに比べ熱伝導率や熱容量の小さいカーペットは、同じ表面温度でも床に足が接した時足の裏の熱が吸い取られる量が随分少なくなります。つまり、冬にスリッパを履かなくてもそれなりに足元の冷えが低減されます。Heat20でG2レベルまでいかない家では特にお勧めです。もちろんG2レベル以上でも作用温度の事だけでなく音やハウスダスト事を考えれば、フローリング一択という選択肢もそろそろ考え直してみてはいかがでしょう。工業製品の段ボールを圧縮したフローリングや合板フローリングよりは、余程いいと思うのですが・・・psISO7730が推奨する床の表面温度は19度~29度ですがこれは靴やスリッパを想定したものISO13732-2は素足で25度前先生のエコハウスのウソより