住宅授業の必要性
おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝も快晴な美濃地方、気温も氷点下ではなく0.9度。昨日は風もあって意外に寒かったのですが、今日日中の予想気温は12度。日差しがあれば十分暖かく過ごせそうです。さて以前から思っていたのですが、日本の学校教育の中にぜひ取り入れていただきたいのが、暖かく過ごすための知識です。住宅を建てる仕事をしていると多くの方がほとんどその知識が無いまま、家づくりに突入しているのがわかります。結果的に性能に関してはHMや設計者の言うがままというケースも過去には多くありましたし、現在でもそのようなケースは多くあります。もちろん、情報化時代ですからご自分で調べられる方も多くいますが、基本があやふやな状態でネットで検索となりますから、どれがどうなのかの判断がむつかしい状態になります。最近ではツイッターなどでプロ施主などという言葉も出てきています。これは、家づくりを検討する段階で勉強され、設計者を凌ぐほどの知識を持った人たちを指します。数年前でしたら一条工務店で建てられたさすけさんや、さとるパパさんが該当します。情報発信をしているか否かの違いくらいで、同じような方が現在でははるかに多くおられると感じてます。これらの方と同様、家を建てる計画をもった段階で初めて断熱や気密、換気などを知るというケースが大半です。住まいの断熱の重要性、気密の大切さ換気の必要性など基本的なことだけでいいので、小学生や中学生頃の頭が柔らかい時期に教育の中に取り入れていただきたく思います。多くの方はいつの日にか育った家ではなく、あらたな住まいを購入したり引っ越しをするわけで、住環境は大きく変わります。その時には誰もが意識する必要があるわけですから学校教育でと思うわけです。もちろん、金利や住宅ローンについても同様です。日本ではお金を増やすことや運用することを働かずしてお金を得るというある種の後ろめたさを伴う人が多いのですが、学校教育の中での取り組み方の影響もあると思います。住宅ローンや車のローン、あるいは生命保険や年金など生活していく上では、金利やローンの知識は不可欠です。カリキュラムに入れることが難しいようなら、課外授業や講師の派遣という手もありますから是非検討していただきたいものです。