いよいよカーボンプライシング(炭素税)
おはようございます、紙太材木店の田原です。雨は止んでますが、今朝の気温は15.4度の美濃地方。なんだか、生暖かく感じます。子供のころの記憶で、11月の30日に雪が降った覚えがあります。自分の誕生日に近かったことと、11月に雪が…と言うことで覚えているのですが、気象庁のデータで調べてみると1970年の11月30日に岐阜市で雪が降ってます。岐阜県の場合記録されてる気象データは、岐阜市と高山市では1872年以降のデータがありますが、その他の都市は1976年以降しかないんですね。その日は雪で岐阜市の最低気温はマイナス0.5度、最高気温は3.0度。前日29日の夜は大雪、30日が雪となっています。同じ日の高山市は最低気温はマイナス4.0度最高気温はマイナス2.2度1970年と言えば大阪万国博が開かれた年ですが、今朝の気温と比べると隔世の感があります。とはいっても既に季節は冬。明日から気温がぐっと下がるようですですから、暖かくしましょう。さて、先週から大手の電力会社の電気代値上げの申請が止まりません。昨日は沖縄電力が来年春からの家庭向け電気料金の値上げ申請をしましたが、39%の値上げ申請です。沖縄は火力発電しかありませんし、石炭を主力にしていたためこれだけの値上げ申請となったとあります。標準的な家庭で月に3500円ほどのアップですが、これはガスも使用しているとした家庭をモデルにしているので、オール電化の場合はもっと金額は高くなります。来年春から秋にかけて電気代の補助がありますが、抜本的な対策にはなっていません。月に3000円と言う金額は、住宅ローンで100万円余分に借りることで上がる返済金額とほぼ同じです。100万あれば5Kwhほどの太陽光パネルを設置できます。これだけ電気代が上がると、自家消費分と売電で5.6年で元が取れます。電気は毎年値上がりしていくサブスクリプションのようなものと考えると、分かりやすいかもしれません。しかも必ず使わなければならず、金額も上がっていくもの。元が取れるというのは設置に要した費用(100万)を設置したことで得られる利益(自家消費による買わなくて済んだ電気代と売電による電気代の合計)で割るとそれが5.6年しかかかりません、と言う意味です。太陽光パネルは設置しないことによるデメリットが、とても大きな時代になりました。昨夜のニュースで政府がカーボンプライシング導入の制度案を了承したとありました。カタカナ言葉でなんとなくわかったようなわからないような言葉ですが、はっきり言えば炭素税。二酸化炭素出すなら税金を払わすでというもの。企業にと言ってますが、負担するのはもちろん最終消費者である皆さん。頭を使って自己防衛するしかありません。来年30%上がれば当分上がらないと考えるのは、この10年の電気代の上昇を見れば幻想であることがわかります。