予定不調和
おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は大阪のMOKスクールからの朝帰り。朝食は新大阪駅で、フォーとバインミー。フォーにトッピングした細かく刻んだパクチーと唐辛子は要注意。麺を食べる時に空気と一緒に気管に入る可能性があって、前回食べた時は唐辛子が気管に入って難儀しました。さて、そのMOKスクールの今回の講師はひとともりの長坂純明さんとMuFFの今津修平さん一般の方は恐らくほとんどご存知ないかもしれません。住宅が専門というわけではありませんからこれから家を建てようとする方の目に触れる機会はあまりありません。共通しているのは設計のための設計、あるいは生きていくための設計ではなく、その先にあるものや何かを楽しんでいる、楽しむための設計をしているそんな印象を受けました。キーワードは仕事は楽しむということでしょうか。長坂さんはその中で、予定不調和と言うことを言ってました。依頼主に言われた要求事項を設計計画書に落とし込んで予定調和な建築をするそれで、依頼主はOK、満足だけど自分としては…予定不調和な建築は依頼主の要求していない事項の整理依頼主の気づいていない事項の整理やった事のない解決方法の発見それが依頼主は固有の感動(あるいは失望)自分としても 感動 or 失敗簡単に言えば言われてことを言われた通りにやってもそれは当たり前で感動は無いからその先にあるものを自分で見つけて設計するということでしょうか。住宅の設計者も同じで住まい手に言われた通りの設計ではなく住まい手の気づいていないあるいは表に出ていない想いや言葉、要望をどこまで掴めるかどこまで見つけることができるか?工務店の設計者はこの隠れた答えをどう見つけるか?どこにあるのか?住まいを設計するたびに設計者の誰もが直面する問題ですが、実はその答えが分かりやすい人と分かり難い人がいます。分かり難い人だと設計者は七転八倒(ウソ)することになります。