摩訶不思議
おはようございます、紙太材木店の田原です。暑い日が続きますが、7月も今日で最後。梅雨が明けて10日ほど。十分夏は堪能した気分ですが、まだまだ暑さは続きそうです。夏は体力勝負と、しっかり食事をして頑張るしかありませんね。夏休みまであと10日です。さて、先日お引き渡しをした犬山の家昨日は現地で外構と庭の打合せでした。前面の道路から2mほど上がっていますから、玄関までのアプローチと駐車場それに植栽と石を考えなければなりません。今回は住まい手の方の紹介の庭屋さんが工事をされます。既存の車庫や階段の撤去新たに作る土留めなどの土木工事はこちらサイドの工事になります。隣地も同じように道路から2mほど上がっていますが、新たな車庫は道路面と同じ高さですから隣地の地盤が崩れてこないような対策が必要になります。一般的に家を建てる宅地は道路面と同じか少し上がってますが、道路面との境には何らかの土留めが必要になります。田舎で周りは田んぼや畑の一軒家なら別ですが、土留めが必要となるとブロックを積むかコンクリートで作るしかありません。ブロック程度で済めばそれほど心配はいりませんが、コンクリートでとなるともちろん費用は跳ね上がります。また年数が経った開発地だと、間知石と言って四角いコンクリートを積んだだけの擁壁はいたるところに在ります。それが安全かどうかは別の問題です。それが2mを越える高さの場合、自治体の窓口で検査済み証の有無を確認する必要があります。多くの場合取得してなかったり、保管期間を過ぎて破棄されていたりします。住まい新たにをお考えの方は道路と地盤面の高さがどの程度あるか?何らかの土留め工事が必要になるか?それにはどの程度の費用が必要かなど、事前に設計者と相談するのが無難です。周辺環境も良くて値段も少しお安めな土地を見つけたら、気持ちはもう買う気に傾いていてもなぜ、少しお安めな値段になってるか冷静に考える必要があります。安いには安いなりの理由があります。それは土地だけでなく建物も同じです。先日、フラット35の2023年の利用調査が発表されました。2013年から10年間の推移が出てますが、所要資金の項目があります。注文住宅はもちろん上昇ですが、建売住宅は減少しています。これだけ建築資材が値上がりしてるのになぜ下げられる?損切り、投げ売りも考えられますが摩訶不思議な建売業界・・・2025年4月に建築基準法が改正されます。新築を検討される方だけでなく、大規模なリフォームを検討される方にとっても同時に社会全体にとってもプラスな改正です。建築行政がようやくようやく一歩を踏み出しました。亀の歩みですが水準未満の住宅は駆逐されるはずです。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから