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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2012年03月21日
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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。

先日、暖かい家が必ずしも断熱性の良い家
ではありませんとお話しました。
断熱性が悪い家でもガンガンストーブを焚けば
「暖かい家」になります。
でもそうすると
ランニングコストが高くなって意味がありません。

では、
逆に断熱性を高めると
ランニングコストは下がりますが
建築コストも上がります。

このバランスをどのあたりにもって行くかということは
工務店や家を建てる人それぞれの判断・・・

ということになってる。

でも
実は工務店も家を建てる人も
ランニングコストがどれくらいかかるのか
全く分かっていない。
都合のいいように説明し(ウレタン吹付けだから、セルローズだからetc)
都合のいいように解釈する(ソウダナ、アタタカイハズダ)


北海道の室蘭工業大学の鎌田研究室で開発されたQpexというソフトがあります。
これを使って、私どもでは計画している家の個別の燃費を計算して提示します。
建物の壁、屋根、床、窓の面積や仕様を入力すると、
家全体から逃げていく熱量が計算ができる便利なソフトです。
逃げていく熱量が分かると、
必要な暖房エネルギーの量が分かります。

ですから、
家のプランが決まれば
一冬の暖房費がいくらかかるか
家が建つ前からすぐに計算できます。

たとえば、
年間の暖房費は3万円台に押えたいというご要望があれば、
建築費が¥〇〇〇高くなります。
というようにお答えできてしまいます。
当たり前のようですが、
ほとんどの住宅会社は
暖かい家がほしいというご要望にたいして
断熱性の根拠を示さずに契約しています。

ハイブリット車がほしいという人に
燃費の説明なしに、この車を買って下さい。
というのと同じなのですが、
それが当たり前のように
行われてきました。

燃費のいい車がほしいという人に
燃費を示さず売りつける。
断熱性のいい家がほしいという人に
一冬の暖房費を示さず売りつける。


家の性能という事にたいして
ここ数年このブログでも
何度かお話してきましたが
最近考えが変わってきました。

というのも
家の温熱環境やコストとのバランスから
概ねある解答が掴めたからです。

つまり
「暖かくて経済的な家は当たり前」
当たり前のことを難しく説明したり
断熱材はどれで、気密はどうで・・・

お客様にとっては
ハイブリッド車の燃費のいい理由なんかは
まぁ、あまり興味はなくて
結果、燃費はどうなの?

つまり、家でも
「暖かくて経済的は当たり前」なんだから
当たり前にやろう。

暖かさはその家の暮らしやすさの重要な要素だけど一つの要素。
そこの部分の基本的な事柄はほぼ解決したとすれば
暮らしやすさの本質をどう追求するか。

そちらに頭を使わなければならない時になったようです。

それでは
皆さん、また明日






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Last updated  2012年03月21日 12時00分50秒
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