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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 昨日は建築士の定期講習 分厚いテキストを講師の先生がただただすごい勢いで 読み飛ばしていくのを5時間聞いているだけ・・ 最後に修了考査の試験が1時間あります。 3年に一度 すべての建築士が受講しなければならない講習ですが その内容は一般の方には知られていません。 変化のサイクルが急激に早くなっている建築業界で 国は建築士にどのような講習をしているのか? テキストから何点か抜粋してご紹介してみると なんとなく国の考える方向が見えてきます。 断熱について 木造住宅の断熱技術について述べています。 ポイントは 室内側の防湿気密と壁の中の通気防止対策がもっとも重要とし 更に欧州での断熱性能向上の動きを具体的数値で紹介しています。 これは自然派の工務店や○○断熱を呼称する人達からは 窒息住宅とか息が詰まる家とか言われている気密シートを 室内側に設置することがもっとも重要であると言っているわけです。 更にもう一度 「気密化の重要性」という項目で念押ししています。 わざわざ、気密性能の規定が除外されていることに触れ (国土交通省内で気密派が押し切られた政治的要因のため) その重要性を強調しています。 そしてここでも欧州の気密性能の具体的数値を出して 世界の住宅における気密性能の動向を紹介しています。 この講習は日本中の全ての一級建築士、二級建築士、木造建築士が 3年に一度受けなければならない講習で、修了考査の試験もあります。 その中で、気密の重要性、断熱の重要性がが述べられ しかも今後の方向性も具体的数値で紹介してるのです。 この講習を受けて修了考査に合格した建築士が 気密なんて息苦しいですよとか 断熱はほどほどでOK、お子さんの健康には少々寒いほうが体が鍛えられていいですよ なんて言ってるとしたら 建築士としての良識が疑われます。 と言う前に人としてというべきかもしれません。 本日の 新建ハウジングに紹介されてました。 断熱改修と健康の相関まとめた生活者向けリーフレット 健康長寿住宅エビデンス取得委員会が作成しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 21時22分37秒
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