|
テーマ:家を建てたい!(9886)
カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 先日、岩前篤近大教授と新建ハウジングの三浦祐成社長のセミナーがありました。 岩前先生からはセミナー資料はどんどん使って下さいと言われているので 少しご紹介しましょう。 と言っても、岩前教授についてはこのブログでも随分話してきたので 既にご存知の方も多いと思います。 ブログ内検索で調べてみると10回以上ご紹介しているしているようですが 大事なことなのでもう一回(^_^) 先生は近畿大学の建築学部長で 住まいと健康についての大家です。 あまりたくさんお話すると 記憶に残りませんから ひとつふたつ 調査対象は24000人の新しく家を建てた人達 以前住んでいた家の断熱性能はわかりませんが ほとんどの場合、無断熱かあってもとても低いレベルの住宅だと思われます。 その人達が 新しく建てて引っ越した家の断熱性レベルは次の通り G3 グループ3は 断熱等級3 新省エネ基準レベル G4 グループ4は 断熱等級4 次世代省エネ基準レベル G5 グループ5は 温暖地(美濃地方レベル)で北海道仕様の断熱レベル 調査当時、 新築住宅に占める次世代省エネ基準レベルの断熱性がある建物は約30%程度 その他の家はひと握りのより高断熱の家と、 過半数を占めるより低い断熱性の家という割合です。 調査に占める次世代省エネ基準が49%ありますが これはあくまで調査をした家のレベルです。 さて、次の資料は 建てた家の断熱のグレードと 表記された症状の改善率 よく見て頂きたいのは改善率 改善率とは(新しい住まいで症状のでなくなっ人)/(前の住まいでその症状が出ていた人) 症状がでなくなった人の割合です。 手足の冷えは、断熱グレードが3の家では10%ほどしか改善されてませんが 断熱グレードが5の家では60%以上の改善が見られます。 その他の症状も断熱グレードが上がるに連れ 改善率も向上しています。 非常に多くの疾病の症状が 住む家の断熱性に左右されています。 さらにもう一歩踏み込むと グループ4の次世代基準程度の断熱性ではまだ不足していることが この疫学的調査により明らかになっています。 少しぐらい寒いほうが 子供の健康にはいい 暖かいと体がなまる なんていう人もいますが 体を鍛えるのは家の外で充分 家の中では暖かく過ごすのが体には良いようです。 岩前先生は30年近く 住まいと健康について研究されてこられました。 健康に住めない家(断熱性の低い家)が快適な家のはずがない、 温暖地(美濃地方)で北海道仕様の断熱性が最低レベル 今の基準は省エネ優先で健康性を考えていない 今の基準をクリアしただけの家がこれからも作られていくのは憂慮すべきことである。 岩前先生はそう言われますが 皆さん、どう思われますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年02月11日 07時17分21秒
コメント(0) | コメントを書く |