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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 2月も半ばを越え 既に暦の上では春ちなってますが 暖かくお過ごしでしょうか。 今朝も氷点下の美濃地方(川辺町は-1.5度) 仙台は+1.9度だとか 日中の最高気温は仙台の方が寒いですが やはり岐阜は寒いようです。 さて、気密測定 家の隙間がどの程度あるかを検査するもので 検査を専門とする会社があります。 測定はホームリサーチ愛知 気密性能試験結果が送られてきました。 実は私も気密測定技能者の資格を持ってるんですが 事業者登録をすると毎年多額の登録費用が発生します。 それもちょっとこれはないだろう、というような金額。 ということで 資格を持っていても自分で検査ということになると お手盛り感が拭えませんから 第三者に検査を依頼します。 検査の結果は C値は0.24cm2/m2 現場制作の木製引き戸でこの数値ですから いい数字です(^_^) 気密性能を持たせた木製引戸、 既製品でもあるのですが お値段はビックリマーク(゚o゚;; 加えて、運賃や取付費もかかりますからそこそこかかります。 というわけで 現場制作となるのですが 気密が取れず失敗するケースも多く見受けられる。 今回の建具の基本設計はオカトミ 紙太材木店ではその図面を元に 制作したわけですが ちょっとアレンジも入れています。 ところで 注目して頂きたいのは C値ではなく 50Pa時の漏気回数 0.5回/h(△P=50Pa時の通気量 247m3/h) 50パスカルと言うのは 風速25mほどの台風並の強風が吹いている時に 建物にかかる風圧力とほぼ同じ その状態での家の隙間から逃げていく空気が1時間に0.5回ということ ドイツのパッシブハウスの気密性能基準は 50㎩の加圧時の漏気回数0.6回以下 粟野の家はこれで 冷暖房負荷 各15kwh/m2以下 一次エネルギー消費量(家電も含む)120kwh/m2以下 全てクリアしたことになります。 もっともパッシブハウスの認定は受けていないので それがどうしたと言われればそれまでですけど、 Q値については力でねじ伏せるようなところがあって どんな工務店でも断熱性を高めればできますが 漏気回数については技術と経験、チームワークが求められますから なかなか達成が難しいところ 今回は現場制作の建具もありましたから 実のところはホットしています(^_^) 紙太材木店としても パッシブハウス基準越えは初めての挑戦 無事達成できましたから 今年は新たな挑戦が始まります。 もっとも 仲間内の百年の家プロジェクトのメンバーなら 皆、涼しい顔でできてしまうことを 付け加えさせて頂きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 20時25分44秒
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