|
カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 沖縄は既に梅雨明けとか なんとも羨ましく感じてしまいますが 先日までの30度を越す気温を想像すると やはり美味しくビールがいただけそうで 早く梅雨明けろ!というのが今の心境です(^_^) さて、 これから新築をお建てになる予定の方の多くは 家の暖かさや性能に興味を持ってますが・・ こんなケースはどうでしょう? 「今の住宅は、20年前に比べると、 比較にならないぐらいに進化していますから、 ある程度のメーカーさんであれば、 気にならないぐらい十分に暖かいですよ 断熱材の厚さは倍以上になってますし サッシもペアガラスですから」 なんて言われれば 「そうだよね、断熱や耐震の性能がいいなんて当たり前の話だよね」 更に追い討ちをかけるように 「冬は寒いんですから、暖房しますよね 普通に暖房して暖かければそれでいいんじゃないですか?」 それより 「やっぱりデザインが大事です、インテリアもワクワクしたいですよね・・ 今の時代、お客様のイメージを叶えてくれる住宅会社さんを選ぶべきじゃないですか? 構造的なことは建築基準法がありますから違いはありませんよ」 なんてダメ押しされれば 「暖かい家に住むには性能が大事だ」 なんて思ってても 多くの方は日和ってしまいます(^_^;) これは応酬話法の一つで 競合相手が優れている点を強調したら それがあたかも誰もがやっているような一般的であるように あるいはそれが既に普通であることのように 話を持っていきます。 「そんなの誰でもやってる、普通ですよ」 というわけです。 そして、 競合相手が得意としている分野ではなく もっと別に考慮すべき点を教えてあげることで 相手のアドバンテッジをイーブンにします。 人は、洋服や車などビジュアルで判断できるものは 自分の好みがあって比較的容易に決めれますが 視覚的な判断のできないもの 住宅であれば 耐震性や断熱性、あるいは素材の持つ耐久性などは ご自分では判断しにくいもので 相手の話から判断せざるを得ません。 本当に性能や暮らし易さということを考えている方でなければ 気持ちはぐらつきます。 なんとなくそういう家がいいな という程度では足元を見透かされてるということです(^_^) 反論できないし、判断できない状況ということになります。 ということで EUでは既に2002年に性能を視覚化することが義務付けられています。 エネルギーパス法というものがそれでこちらをご覧ください。 上の例はスコットランドで AからGまでランク付けされています。 左はその住宅に住んだ時の燃費(暖冷房、光熱費が年間どれだけかかるか) 右はCO2排出量 住宅を建築予定の方、あるいは中古住宅を購入予定の方は 建物を購入するときにはこの表の提示を求めることができます。 でもこれはEUの話 日本ではどうなの?という方に もちろん 日本でも上の表のようにご自分の家や他のHMの家を比較することができます。 EUのように明確にランク付けされてないところが?ですが 日本エネルギーパス協会 パッシブハウス・ジャパンはこんな表も出してくれてますから HMの比較もできますが、 一般に建築されているものではなくモデル棟なのがたまにキズでしょうか。 いずれにしても このような表を活用すれば 目に見えなかった性能を視覚化しているので 抽象的な営業スタイルの言葉で気持ちがぐらりとすることは 減るかもしれませんね。 ただ上のパッシブハウスジャパンの表を見て 安心?しないでくださいね。 日本の住宅政策は今急激に変化しています。 2030年には新築住宅の50%がゼロエネルギー住宅の予定です。 (新築住宅の平均でゼロエネルギー住宅) 拡大はこちら パッシブハウスジャパンの表の一番右側がゼロエネ(^_^) 25年省エネ基準では 外皮平均熱貫流率や 年間一次エネルギー消費量の 計算しなければなりません。 日本もゆっくりですが着実に変化してますが 消費者の意識はそれよりゆっくりですから営業トークはまだまだなくなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年06月12日 07時34分49秒
コメント(0) | コメントを書く |