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カテゴリ:温熱環境
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 昨夜は妻の誕生日のお祝いで 久しぶりのフランス料理 6時の予約は早いかなと思ったのですが 大食いの夫婦ですから 帰って来たのは9時を回っていました(^_^;) 料理は言うの及ばず 泡も赤も白も充分楽しむことができました。 皆さんにご紹介させて頂きます レストランかわむら さて、 高い気密性と断熱性を持った家は 冬はいいけど夏はとんでもないことになると 誤解されている方もいるようです。 先月、住宅医の検定会で使った資料がありますので ご説明させていただきます。 昨年の7月25日 この日は岐阜の昨年夏の最高気温を記録した日です。 気温は38.2度 観測地点は市内の加納にありますが 折立の家はそこから6kmほど北西に位置します。 ケストレルで外気温を測ると 39.2度あります。撮影時刻は14時10分 1階の室内の気温は34.7度 2階の室内気温は少し高めの35.9度です。 この写真を見ると ほ~ら、言ったとおり暑い家じゃない! と思うかもしれませんね。 でも、こちらの写真をご覧下さい。 1階の室内の壁の表面温度 27度です。 2階の壁の表面温度は 28度です。 天井の表面温度は 30度です。 試しに 今現在私がいる事務所の壁の表面温度を測ると壁は26度、天井は27度です。 写真の 壁のプラスターボードをご覧いただくとわかりますが 実はこの写真を撮ったときはまだ工事中 これから珪藻土や内装の仕上げをするという段階で しかも現場制作の木製玄関引戸は取り付けてなく 玄関は常にオープンな状態です。 人の体感気温は (室内気温+エンベロップ温度)x0.5 エンベロップ温度とは(床の表面温度+壁の表面温度+天井の表面温度)割る3 つまり床、壁、天井の表面温度が体感気温には大きな影響を与えます。 室内空気の温度自体はエアコンで下げますが これはどんな家でも共通の方式 今の日本の真夏の暑さは通風だけでは対応できません。 出来るだけ少量の電気代で同時にできるだけ少ない時間で そしてその人にとって快適な温度環境をできるだけ長時間持続させる きちんとした断熱と気密 それと忘れてならないのが 日射の遮蔽 これらを考慮した家が夏の室内環境を暮らしやすいものにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 20時04分27秒
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