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カテゴリ:素材
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 梅雨が明けたのに今日は雨の予報 台風の進路も気になりますし しばらく天気予報から目が離せません。 さて、床のフロア 紙太材木店では無垢材を使います。 桧や杉といった日本で昔から使われていたものから 広葉樹の堅木まで 例えばオーク(ナラ)やアッシュ(タモ)といったものまで。 ただ広葉樹のフロアはほとんどが輸入材 つまり最近の円安で軒並み高騰しています。 数年前の30%増しは普通で 感覚では50%アップといったところでしょうか。 円安を理由に商社が儲けているなんて話もありますが こちらサイドでは根気よく探す以外ありません。 室内のコーディネートで杉や桧が似合う場合もありますが ここではこのフロアでなければなんていう場合もあるわけで 春明の家ではいろいろ探し回った挙句にサクラ(^_^) 右が無塗装品、左は紙太材木店のオリジナル蜜蝋で仕上げたもの。 築100年の古い民家ですから 合板フローリングでは力負けしてしまいますし これから先さらに100年持たせようとするわけですから 耐久性に対する信頼感が必要です。 合板フローリングでは残念ながらそれがありません。 もちろん無垢のフロアだからほかっておいて良いわけでなく それなりの手入れが必要ですが 無垢材はその手間に答えてくれます。 現代の住宅は基礎もしっかりしていますし 耐震性も世界一厳しい基準がありますから 構造的な不安要素はほとんどありません。 つまり30年や40年、あるいは50年では ガタが来ないということになります。 だからこそ断熱や気密、換気性能といった 住宅の基本性能がとても大切なのですが この分野は先進国中最低レベル 近大の岩前先生も 「健康性の観点から問題のあるレベルの住宅が立て続けられる日本の状況」を 危惧されています。 話が逸れました(^_^;) ということで そのような住宅で合板フローリングを使えば 20、30年ほどで張替えをを繰り返すことになります。 バリアフリーが普通になってますから 張替えではなく重ね張りということになると思いますが ワンフロアを全て重ね張りしなければなりません。 長い目で見れば良い材料を使うことが 節約につながります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 20時04分06秒
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