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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 今朝まで降ってましたが今は快晴 気持ちのいい朝です。 さて、新住協からQPEXのバージョン3.40と 技術情報の48.49号の2冊が送られてきました。 以前のバージョンとの主な変更点は、 暖冷房エネルギーと給湯、照明、家電、太陽光発電消費エネルギー計算に加えて 一次エネルギーの計算ができるようになったこと。 それと設備の入力内容を省エネルギー基準のwebプログラムへ出力できるようになって 申請に利用することが可能となったことです。 最近住宅の性能に関し、 よく出てくる言葉に一次エネルギーという言葉があります。 一般の方は馴染みがありませんから エネルギーの一種なんだろう程度だと思いますが 簡単に言うと自然から直接採取されるエネルギー、 例えば水力、石炭、天然ガス、薪{まき}、石油、原子力、風力、潮流、地熱、太陽エネルギーetc これに対しこれらの1次エネルギーを利用して得られるエネルギーが2次エネルギー。 電気や灯油や都市ガス、プロパンガスなどは二次エネルギーとなります。 住宅ではいろんなエネルギーが使われていて 単位も電気がkwh、灯油がL、ガスはm3 これを1次エネルギー消費量へ換算することで、 住宅の総エネルギー消費量を同じ単位(Md、Gd)で求めることができます。 つまりオール電化の家とガスや灯油、薪などを使用した家の エネルギー消費量が同じ単位で比較できるようになるわけです。 わかりやすく言えば 牛肉1kgを作るのにはトウモロコシは10Kg必要 でも鶏肉ならトウモロコシ3Kg、豚肉なら7KgでOK 同じ肉1Kgを食べたとき誰が一番大食いか? トウモロコシに換算するとわかります。 ということで COP21のパリで約束しましたから CO2を減らすにはこの一次エネルギーの消費量を減らさなければなりません。 国はこの4月から住宅で 新しい省エネ性能の表示制度 BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)を始めました。 国が定めた基準より何%一次エネルギーが削減できている住宅かを 星の数で表示するものです。 各種の国からの補助金を申請するときにはこのBELSが必須になるようですが これらの表示はある意味国による住宅の格付け そんなの関係ない!と言ってみても これから家を建てる方の住宅はその性能で確実に評価されてしまいます。 つまり資産価値がある程度決まってしまうわけですから ご自分の住宅を建てるときは慎重に検討する必要があります。 BELSの実施機関はこちらにあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 18時39分52秒
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