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カテゴリ:結露
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 美濃地方は昨日も雪がちらつきましたが 今朝もどんよりした曇り空で少し小雪が舞っています。 気温はマイナス1.5度ですから少し暖かめでしょうか。 この時期、結露にお悩みの方が数多くいると思われます。 拭いても拭いても毎朝のように窓に出ている結露 ガラスだけでなくサッシ枠やひどいときには サッシ周りの壁の木枠にも結露が出ます。 以前のブログでもアルミ樹脂複合サッシのアルミ部分に 結露が発生していることを書きました。 しかもそれは目に見える部分ではなく木枠の裏側 一見結露が発生していないようで裏側では見事に結露が出ている写真です。 古い家では直接的な対策はガラス面を冷やさないことぐらいしかありませんが 次善の策としては水蒸気の出ないエアコンで暖房するという方法もあります。 灯油やガスは水蒸気が出ますからエアコンに比べ結露のリスクが高まります。 エアコンで暖房というと、あの乾燥した感じが嫌だという方もいますが 人は実は乾燥には鈍感な動物 こちらは車のエアコンから出てくる温風の湿度 吹き出し口から出てくる空気は大体9%程度の湿度です。 車内も22%とぐらい 車に乗ると乾燥するからいやだという人はいるかもしれませんが 私はあまり聞いたことがありません。 結露は一般には暖かい空気が冷たいガラスなどに触れるとそこで発生すると考えられています。 もちろん、夏のガラスのコップ周りに結露が出て水滴がついているのを見ていますから それは正解ですが、 上の写真からも、皆さんはある経験をしています。 この時期、車の中でエアコンをつけてもフロントガラスが結露しない(外気吸引) 暖かい空気が冷たいフロントガラスに当たっていても結露していないんですね。 夏のガラスコップや冬のサッシの結露現象の経験とはちょっと矛盾した経験をしているはずです。 詳しくは湿り空気線図を見ると分かりますが 何%の水蒸気を持った空気は何度で結露するかというのがグラフになっています。 それを見ると 室内は今 何度で何%の湿度だから サッシのガラスの表面温度が何度だと結露する サッシの枠はアルミで熱伝導率が高い、だから何度で結露する ということがわかります。 住宅の結露現象は住まいを科学的に考えることで抑制することができる時代です、 暮らし易さの基本は住宅を科学し性能を確保することであり、 そこにインテリアやデザインを加えることで心地よさと満足感が得られます。冬が来るたびにストレスのたまる家ではいくらデザインが良くても遠慮したいものです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 12時05分19秒
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