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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、 紙太材木店の田原です。 週末は花池の家の上棟でした。 夜に降った雨は止んでいたのですが 風がものすごく強く吹いて、近年稀にみる強風の中での建前となりました。 あまりに風が強く、作業をしていても汗も出ないぐらいの涼しさ。 着替えも持って行ったのですが全く使わず仕舞いでした。 初日に足場のネットを張っていたので養生用のブルーシートが張れましたが ネットがなければシートは吹き飛ばされていたでしょう。 この家はQ-1住宅 新住協では厚い断熱材の家をこのように総称して言いますが、 Q-1住宅は2020年に義務化される次世代基準の断熱基準で建てられ家の 暖房エネルギーの消費量が半分(50%)の家です。 実際は更に分類されています。 Q-1住宅の分類は次のようになります 準Q1.0住宅 暖房消費エネルギー50%以下 Q1.0住宅 レベル1 同上40%以下 Q1.0住宅 レベル2 30%以下 Q1.0住宅 レベル3 20%以下 Q1.0住宅 レベル4 10%以下 花池の家 Q値 0.8 Ua値 0.27 C値は実測していませんからまだ分かりませんが、 紙太材木店の過去物件の平均が0.29ですから その前後になるでしょう。 この数値で計算すると Q-1住宅 レベル2の家ということになります。 家中暖房して暖房エネルギーの消費量が現行の基準の家の30%以下になる計算です。 厚い断熱材の家というのは 従来の断熱材の厚さの2倍から3倍の家のことを言います。 ですからこの家も 屋根の断熱材の厚さは30cm 壁の断熱材の厚さは22cm 床にも高性能なフェノールフォーム(厚さ8cm)を使っています。 今、紙太材木店で建てられる方のほぼ8割の方がこの厚い断熱材の家。 数年前でしたら半分ぐらいでしたから、 家を建てられる方の意識はここ数年で劇的に変化しています。 伊礼さんや堀部さん、飯塚さんといった実績のある建築家も デザインだけでなく性能を相当向上させてきていますから、 いまや住宅建築に置ける「性能」は当たり前のものと言っていいでしょう。 単なる、健康や快適、小春日和の暖かさなんて言う情緒的な言葉ではなく、 数字に裏付けされたエビデンスが求められる時代になりました。 暮らし易い家には性能のエビデンスが必要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年05月21日 06時50分43秒
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