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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

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2018年11月09日
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カテゴリ:温熱環境



おはようございます、
紙太材木店の田原です。

今渡の家は付加断熱工事の最中で
壁の外側に厚さ10.5cmの高性能グラスウールを取り付けます。

付加断熱と言うのは
壁の中だけでなく壁の外側にも断熱することを言います。
つまり、壁の中の断熱材に加えて壁の外にも断熱材を付けるので
付加断熱といいます。

外断熱と言うのは壁の中には断熱材を入れずに
外側だけに断熱材を付けるので外断熱
壁の中だけに断熱材を入れるのは充填断熱です
(内断熱ではありません)

ひところは外断熱でなければ家でないというような論調がありましたが
今ではトンと聞きません。
西方先生が「外断熱が危ない」を書かれたのは
2002年ですから15年ほど前
今読んでも古さを感じさせません。
当時は「いい家が欲しい」と言う本が住宅業界を席巻していましたが
西方先生がそれを危惧され出された本です。
住宅の性能あるいは断熱性と言うものを
論理的に分かり易く書かれています。
今でも住宅初心者の方(これから家を建てると決めたばかりの人たち)だけでなく
実務者が読んでも教科書になる本です。

さて、付加断熱で外壁の外に10cmの断熱材をつけようとすると
様々な手法があります。
室内側の充填断熱材の厚さが12cm
外側に10cmで合計22cmの断熱材が壁に付くことになりますが
外側の断熱材をどう固定するかが問題です。
新住協の技術資料には様々な付加断熱の下地の組方が出ていますが
これは会員の工務店が試行錯誤しながら作り上げたもので
作業のし易さや強度、コストなどを検証しながら作られています。

紙太材木店では上の写真のように5cm角の材を縦横に入れる方法をとっています。
横桟の間に断熱材をいれて
縦の桟で固定しその縦の桟が外壁材の下地になるというわけです。

一般に新住協ではこの付加断熱に使う断熱材は火災時の安全性を考えて
グラスウールかロックウールの使用が推奨されています。
ロンドンの高層ビルの火災は記憶にあると思いますが
自消性があっても火源があれば燃え続けるわけで
自分の家からの火災だけでなく
隣家の火災も考慮してのことです。

12月の初めには
この今渡の家で断熱、気密、換気の見学会を行いますので
興味のある方はお越しください。
「見えない空気と熱のデザイン」の見学会です
他では見えませんから必見です。







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Last updated  2018年11月09日 13時16分17秒
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