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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 美濃地方、 今朝の気温はようやく20度を切って秋。 空気の違いを肌で感じます。 最近の酷暑で エアコンつけっぱなしという家庭もそれなり増えてきたようです。 殊に夜間寝る時ですが、 以前はタイマーで2時間後に切れるようにしてセットというのが普通でしたが、今はそのまま朝まででしょうか… 高性能な住まいを建てている設計者や工務店も以前は、 「夜間は気温が下がるからその下がった空気を家の中に取り入れると、 朝から昼頃までの数時間はその冷えを維持できるので 暑くなってから冷房をつければいいですよ」と話をしてましたが、 そんなことを言っていられる気温ではなくなってしまいました。 今では冷房をつけたままにしてください、に変わってます。 以前、そのように話していたのは理由があります。 それは一般の方の持っている 冷房に対する罪悪感と 冷房の電気代が高いという、イメージ 罪悪感については徐々に薄れてきているようですが、 冷房の電気代についてはまだ誤解があるかもしれません。 東京都環境局の2014年の資料ですが エアコンの冷房代は家庭で使うエネルギーの1.5% 2014年ですから、今より冷房を使うことに罪悪感があったころなので 冷房の電気代がかなり少ないですね。 昨今の酷暑で冷房の使用頻度が50%増えたとしても暖房の五分の一くらい。 上の表は全エネルギーなので 電気についてみてみると エアコン(冷房+暖房)で12.8%、 これは暖房も冷房も含んでいますから 最初の表から見れと冷房は暖房の15%くらいしかありません。 照明や冷蔵庫の方がはるかに多いのが分かります。 冷房の電気代が高いというイメージは 冬から初夏にかけて 毎月の電気代の請求書の金額が減って安くなっていったところに、 8月の請求書の金額がぐっと上がりますから 冷房代が高いと錯覚してしまいます。 実際は給湯や暖房、照明などの方がはるかに電気代がかかっています。 8月の電気代の請求明細が既に届いている家庭も多くあると思いますが、 7月との差額がすべて冷房代と言うことはありませんし(8月は家での滞在時間が多くなるため) 冷房が年間の電気代に占める割合はとても限定的です。 電気代にびっくりして、来年はエアコン冷房止めようなどと思わないでください。 健康性維持のため冷房は必須ですが、 住まいの電気代を安くするには高性能な家を建てることがまず最初です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年09月14日 08時47分08秒
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