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カテゴリ:家づくりのたいせつな話
おはようございます、 紙太材木店の田原です。 11月も半ば過ぎなのに、ここ数日気温がそれほど下がりません。 日中も20度を越えていますし、 今朝も13度ほどあります。 温暖化の影響と思われますが、 最近はSDGsとか菅首相の2050年までに温室効果ガス(CO2)の排出ゼロ、 買い物袋の有料化など普段の生活や職場など、 身近に環境問題を意識させる事柄が出てきてます。 新築住宅を建てる時も使われる材料や生活する上での燃費に、 その意識が向かうかどうか… 住まいの建築時、生活する時だけでなく、 その材料が生産される時から廃棄される時までのCO2排出を、 ゼロまたはマイナスにするのがLCCM住宅。 発想が時代より早過ぎて一般の方にはほとんど浸透してませんが、 ようやく日の目を見る時代になるかもしれません。 建研が筑波にLCCM住宅の実験棟を建ててから既に10年。 一般の方にはZEHも既に忘れ去られたような状況ですが… 世界の趨勢や時代は温室効果ガスの削減に向かって動いてますし これからますますその動きは加速していくでしょうし、 住宅もその流れの中にいます。 家庭で使用されるエネルギーは1970年に比べ約2倍(2017年) 資源エネルギー庁データより 個人、つまり一人当たりでは1970年に比べ、 2.5倍のエネルギーを使っています。 エネルギーは電気やガス屋、石油ですから 使えばCO2が発生することになります。 ということで家庭で使うエネルギーを削減するにあたり 一般の方が家を建てる時にできることは、 断熱をきちんする(冷暖房費の削減) 気密をきちんとする(同上+耐久性の向上) 持続可能な素材を使う(ex無垢の木、フロア、畳、木の建具) 生産時にCO2を極力出さない素材を使う 中でも断熱や気密は暮らし易さに直結しますが、 直接目で見ることはできません。 いくらいい断熱材を厚く入れても いくらきちんと気密をとっても 残念ながら見ることはできませんが、 その良さは住んでみて初めて自分自身で体感できます。 太陽光パネルを載せるのももちろん効果がありますが 順序としては住まいの性能を上げる事が先で、 限られた予算をどこに振り向けるかが問われます。 多くの方にとって家を建てるのは1回。 その家は恐らく50年、60年と持ちますから 建てた本人が亡くなったあともそこにあります。 できるだけ、少しでも社会の資産となるような家を建てていただければ、 子供達も喜んでくれるんじゃないでしょうか。 家余りの時代、何百万もつぎ込まなければ処分できない家では 逆に恨まれてしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年11月18日 08時20分11秒
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