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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、 紙太材木店の田原です。 今週は天気が続きそうです。 外仕事が多い住宅建築では、仕事が捗って助かります。 先日Xで 6地域、Ua値0.49だけど付加断熱無し 熱交換もしてなくて 暑さ寒さのストレスなく暮らしていけれるから それで十分と言う話がありました。 以前、亡くなった辻静雄さん(辻調理師専門学校)が 一般の方が 料理を食べて美味しい、 美味しくないというのは プロが言う美味しいとは意味が違うので ああそうですねと聞いている そんなようなことを言われてました。 (うろ覚え・・・) 数多ある諸条件を検討し、 一つひとつの課題をクリアして その結果として ストレスの無い家になったのか 特に何かを検討したわけでは無いけれど 幾多の偶然が重なり、 その結果としてそうなったかは 分かりません。 本人が満足されているので それはそれで、喜ばしいことです。 ただ、文面だけ読むと これから家を建てる方が 6地域ならその性能で十分なんだと 誤解される可能性があります。 現在ではUa値信仰的なところや 断熱性能等級がいくつか、 それが基準のように 考えられる方が多くいますが 新住協でもPHJでも 基準は冷暖房負荷や需要で 1年間その家に暮らした時に どれだけのエネルギーが必要な家か? エネルギーと言うのは 冷暖房費だけでなく、 調理や家電、換気、給湯、照明まで含めた お金のことです。 住まいの立地条件や間取り 日射の利用や制御と言った 設計手法や 住まい手の暮らし方などは 千差万別です。 先般のPHJの勉強会では Ua値0.27と0.46の家の暖房需要が 条件によっては逆転しているケースを 紹介してました。 つまり0.27の家の方が 暖房費がかかっているわけで、 ある意味寒い家です。 年間の冷暖房代がどれだけなら満足か あるいは 経済的なストレスが無いかは 人それぞれですが、 建てる前に知っておくことは大切です。 その家のUa値がいくつかより 断熱性能等級がいくつかより G2かどうかより 冷暖房費、 いくらかかるの? 冒頭に紹介した例では 投稿の文面から 意図して設計されたものではなく、 偶然が重なり 偶々そうなったように感じました。 偶然ではなく、 意図してそれができる設計者や 工務店は徐々に増えています。 見た目のUa値ではなく 実の冷暖房負荷 それをお忘れなく。 プロはそれを見ます。 紙太材木店インスタグラムこちらから 紙太材木店HPこちらから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年05月22日 14時11分13秒
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