かもじろ～の日々遊悠

　先日のセーフティーライディングスクールよりキュルキュルが盛大に復活しましたー！

久々のライディングスクールで調子に乗って波状路・連続スラローム等低速でのクラッチ酷使の末、クラッチがずるずるとトルクが逃げていくいやーな感覚・・・や・・・やばいっ！！
そこから無理せずにスローダウンしましたが、一度滑り出したクラッチには焼きが入っているようで冷やしても元に戻る様子がありませんでした。
今までは、時々クラッチがつながる時に一瞬「キュルっ」と音が出る程度だったのですが、いまではミートから豪快に滑る感じがして「キュルキュルキュル～～～～～」と完全にミートするまで音が続きます（泣

かもベアの効果でしょうか幸いにしてガクガクの症状はありません。

理由は恐らくクラッチの焼けだろうと容易に推測できますので、面取りして経過を見たいと思います。

それでは作戦開始っ！

クラッチアウター部分です（外側）アウターの外周部分が熱により紫色に変色しています。相当高温になったと思われます。

２０キロ以上重い４４の車体に４３の軽量・小径クラッチをインストールしたのも高温化の原因のひとつかと思われます。

アウターの内側部分です。より変色している部分がはっきりわかるかと思います。
所々紫色に変色している所を見るとシューとアウターがあたっている部分・当たらない部分がムラになっているのが良くわかるかと思います。
アウターの内周部分も鏡面部分になっている所と茶色に焼けている部分があるので、恐らく内周部分は真円が出ていないのでしょう。

クラッチシューの部分です。下部にくっきりと焼けの跡が見られます。上部分にも焼けの形跡が見えます。
高温によるシュー素材の変質も考えられますので、この際ですからきちんと面出ししてみようと思います。

アウター部分に布やすりであたりをつけなおしています。回転方向（横）に対して垂直に、縦方向へ傷を入れます。
布やすりはかなり粗めの＃４０を使用しています。ゴシゴシと念入りに傷を入れていきます。

↑クリックでアップの画像になります。

大体このくらいまで面出ししていればＯＫです。均一に当たりをつけていきましょう。

クラッチも同様に面出しします。左側が面出し前、右側が面出し後。
黒い染みのようになっている焼けの部分を見えなくなるまで削った後に、パーツクリーナーで脱脂し削り残しがないか確認します。
アウターと同様に回転方向に対して垂直に当たり出ししています。
鳴きとジャダーが酷い場合は角の部分を少し削ると良いかもしれません。

今回はプーリーのウェイトローラーを平均２４ｇのウェイトを２４＊４　２５＊４の平均２４．５ｇとしました。
４３クラッチに変更し低回転でミートするようになったのでトルク感を出すためにあえて重くしてみました。
ツーリングユース向けのセッティングです。

さてさてどう転ぶかな？　面出しと共に経過を見てみようと思います。