猫背猫舌きょうだい！絵日記

今日は眼科に行って参りました。

全国的にも有名な神社のふもとにある病院です。そんな病院の待ち合い室で、緊張でブルー入って猫背になってる人間を見かけたら、間違いなく私です。今日は雨だったので患者さんが少なくて、それでも｢先生、私この頃、目が小さいんですけど…｣なんて脱力する症状で来院してるお年寄りもいらっしゃって、なんかブルーでした。そんな理由で私も来院してみたいよなあ。

眼科に行きたくない理由。

病状の悪化を危惧する恐怖が80%、あとの20% は “駄目な人と思われたくない”というのがあるような気がします。小さいころから目が悪く視力検査も嫌でしょうがなかったんですね。小４男子のように検査表を暗記するわけにもいかず、何でこんなに視力低いんだろってのを噛み締めるわけです。席も一番前。勿論漫画好きも責められるし、昔は眼鏡も格好悪いのしかなかった。目が悪い事がコンプレックスだったんですね。

よく考えたらそんなに気にする事でもないんですけどね、自分が不自由なだけで。

でも視力が低いのが恥ずかしかったなあ。なぜか。弱点を人にさらしてる感じがですかね。確実に人より劣ってる部分を。世の中にはもっと深刻な症状に悩んでいる人がいるという事に思い当たる事が出来ない位には幼くアホな日々です。

今は緑内障の治療中。眼圧下がらなーい日々です。今日また薬が増えました。

タイトルは、昔、香取慎吾君の番組で「駄目な人を見つけよう」的な企画がありましてそこから持ってきました。その時百人呼んで、並べられた百個あるイスに一斉に座って貰ったら座れなかった人がいたんです。おまけに絶対に保険証を持ってきて下さいと言ったのに持ってこなかった人がいたりと、なかなか面白い結果が出ていました。その時は笑って見てたけど、今は加齢で恍けてるので笑えないです。

前に、図書館で借りた本を何故か湿気の多い窓辺にディスプレィし、ページを一部よれよれにしたことがありました。買い取りとかは別に構わないのに、返却に行くのがブルーでした。

「借りた本を管理できない駄目な人」と思われるだろうから。駄目な人だから窓辺に本を置いたんですがね。「このくらいだったら今回は返却いいですよ」と言われ、恥ずかしかったなあ。すいません駄目で…。

その時よれさせたのが「バッテリー」最終巻。
児童書であって児童だけのものであらず。巧君のキャラの立ち方は今までの児童書の中でもずば抜けていると思う。戸村先生が職員室でポケットに何が入っているのか詰問した時、『トカレフ」（本当はボール）と答えるとこが好き。渋過ぎ？中学生で？トカレフって…。でも確かに巧君にとってボールは銃と同等なので仕方が無いのであります。映画化、ドラマ化、でも小説が一番綺麗な冷たい風が吹いていました。

あさのあつこ特集文庫版 バッテリーI