|
カテゴリ:つぶやき
rieちゃんが愛犬についてアップしていたので・・・
パオもこの時期になると小学生の頃飼っていた愛犬のことを思い出す。 愛犬の名は「たぬき」ポメラニアンの雌だった。 お目めくりっくりでたぬきみたいな顔だったので、この名がついた。 たぬきって名だが、散歩させると皆振り返ったり、「かわいい♪美人さんねぇ」と 声をかけてもらうほどの美犬だった。 もちろん(?)外で「たぬき~」って呼ぶとびっくりされて振り返りもされた。 パオが幼稚園か小学生の時に我が家にきた。 パオが怖がったのでこっぱげが「○○が怖がってるから返してこい!」と言ったので パオは姉兄から責められた。 で、寝ているたぬきに無理やり触らさせられたりして、慣らされた。 パオはちびっこだったので、基本的にたぬきはパオをなめてたと思う。 でもカギっ子パオが、一人で雷に脅えて泣いていると側に来て 「くぅんくぅん」と鳴きながら顔を覗き込んでくれたりした。 あれはパオが小学6年の時。 たぬきの具合が悪くなったので、病院に連れていった。 点滴をしてもらって元気に帰ってきたので、皆でよかったねと喜んでいた。 病院から帰ってきた当日、最初は元気だったのに段々おとなしくなっていった。 水が入ったお皿の前であごをついてじぃーっとしている。 「お水飲みたいの?」と口に水をつけてあげても舐めることもしない。 その内、部屋でうんこをしたのだ。 うんこというか・・・水だった。いっさい塊がない。 ちゃんとしつけをしていたから、もようしたら玄関に出してくれと催促して 玄関かお庭でしていたのに。 悲しそうなたぬきの顔。。。 その時に家にいたのは、出産のため里帰りしていた姉2と姉3とパオ。 病院に連れていった方がいいのか・・・ でも今日病院で大丈夫と言われたし・・・ とりあえずレストランで夜働いていたパオママの帰りを待つことにしたんだと思う。 (そこら辺の経緯は覚えてない) たぬきはずっと伏せたまま、玄関でパオママと兄を待っていた。 ・・・なんだか声が聞こえる。 パオはいつの間にか寝ていたようだ。 兄が泣いている。ママも泣いている。姉2も泣いている・・・ パオはびっくりして、翌日仕事のため2階で寝ていた姉3を起こしに行った。 「たぬきが死んだぁ・・・」 飛び起きる姉3。 皆で泣いた。 なんで?もう大丈夫だって言ったのに! 皆でずっと泣いた。 新品の白いタオルにたぬきを包んで、皆で朝を待った。 明け方、兄とママがお庭に穴を掘って、たぬきとおもちゃや犬用ガムなどを埋めた。 あれからもう20年ぐらい経つ。 でもはっきり覚えている。 水が飲めなかった、たぬき。 玄関でママを待ってた、たぬき。 白いタオルに包まれた、目が少しだけ開いているたぬき。 兄とママが穴を掘っている背中。 臨月だった姉2が取り乱していたから、ママ達が言ってた言葉。 「きっとたぬきは赤ちゃんが無事に産まれてくれるように 身代わりになってくれたんやで。元気な子を産まないと。」 これは12月25日の出来事。 世間では楽しいクリスマス。 もちろんパオも今では楽しんでいる。 パオは社会人になってから、25日には必ずお花を買って帰る。 そして、今では植木などがいっぱいになった、たぬきのお墓にお供えして 色々話し掛ける。 もちろん今年もお花を買う。 今年はどんなお花にしようかな。喜んでくれるかな・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|