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カテゴリ:TV・映画
『明日が来るっていうのは奇跡』
この言葉は先ほどまでTBSで放送されていたドキュメンタリー番組 の中で、乳癌と闘った24歳の女性の言葉です。 彼女は23歳で乳癌となり、全身に癌が転移し、24歳という若さで 還らぬ人となりました。 癌と闘う彼女の姿はとても痛々しく、周りの人たちにはとても辛いものが あったと思います。余命1ヶ月と彼女に言えず、苦しかったと思います。 それでも傍で励まし、彼女の願いを叶えてくれた、家族や恋人、友人がいた からこそ、彼女は痛みでどんなに辛くても、笑顔でいられたのだと思います。 彼女が周りの人に対してどう思っているかと尋ねられ、『感謝という言葉では 足りない、かけがえのない人という言葉も軽い気がして、言葉では表現でき ない』と周りで支えてくれる人にどれほど感謝し、大切に想っているかという ことを話していました。 彼女が麻薬を使って意識を朦朧とさせ痛みから解放されることよりも、 最後まで痛みと闘いながらも支えてくれた人たちと会話することを選んだ のは、彼女もまたそれだけ周りの人々を支えとしていたからだと思います。 癌との闘いで相当な苦しみの中、それでも大切な人たちに囲まれて、幸せ そうな彼女の笑顔がとても綺麗で、涙がとまりませんでした。 当たり前のように繰り返される毎日や傍にいてくれる人たち。 健康であることが、誰かが傍にいてくれることが、本当はとても凄いこと なんですよね。 彼女の生命にたくさんのことを教えていただきました。 最後に… 『自分がなってみるまで、病気は他人事』といった彼女の言葉。 本当にその通りだと思います。 お気づきになった方もいると思いますが、私は医療に携わる仕事を しています。 生と死に直面することが多い私ですら、自分が病気になるなんてこと、 ましてや死なんて自分には関係のないことのように思っています。 『病気になってからでは遅い』という彼女の言葉が、今更ながらに 重く心に響きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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