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NHK番宣通り、日曜夜は「刑事フォイル」をリアル見する。 英国紳士の仕立てのいい服も愉しみ、 地震のない国の古い建物や調度品も目の保養になる。 1941年、42年の戦時下、イギリスはヒットラーの空爆を受ける。 食料、物資不足に国民の心身は極限へ向かい、 男たちの出征で労働力不足が起き、 農場や工場他で女の労働が補う。 軍に所属する女性は上司の性暴力を受け、 友人の負傷や死を見る若い兵士はPTSDを病み、 軍隊での孤独から身近な女性と付き合い、 離れた地の恋人に手紙でそれを告げる。
物資不足は横流し、不正売買を生む。 そういう状況下に巻きこまれる女性たちの存在感が素晴らしい。 ドラマで女は戦う男たちと同等に扱われる。 かわいい女ではけっしてないところにリアリティがある。
前回は、敗色濃い英国を助ける米国の援軍がやってくる。 ヤンキーは明るく、食料も豊富。 国家が豊かなら祖国の兵舎も立派で、 貧しい英国のぼろ屋とは大違い。 農場を接収しての飛行場建設地は湿地で、 農場主に銃撃される米軍。 「来たくもない他国の戦争のために来たのに」 「アメリカは先の大戦でも参加が遅かった」 と非難されるしまつ。
ジェントルマン・フォイルは警視正。 その運転手のサムがいい。
日本語吹き替えがよいので違和感がない。 そして音楽がなんともいい。 というわけで今夜9時は刑事フォイルを愉しむというわけ。
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最終更新日
2016.03.07 10:12:44
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