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2006年03月20日
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それからというもの、美白姫は毎日のように町に通いました。
そんなある日のことでした。
(今日は、お花をつんだごりーーー!!!今日こそ・・・うんっ!絶対、今日じゃないと・・・!!)
美白姫はにこにこしながら町へ行きました。しかし、その日トリプルTはいませんでした。
(どこにもいないゴリ・・。お花もしおれちゃったゴリ・・・)
「きゃああああっ!!ゴリラよ!!助けてーー!誰かぁっ!。」
「うほっうほほほほほほほーーーーーーーー。」
人間には、ゴリラ語が理解できませんでした。
「なんだ!このゴリラ!!!撃ち殺してしまえ!」
「うほっほーーーーーーーーーーーーーーーー。」
(どうしよう・・・人間にはゴリラ語がわからないゴリね・・・このままじゃあたしっ!)
そんな時トリプルTの顔が頭に浮かんだのでした。
(きてくれるわけないゴリね・・こんなゴリラのためなんかに。)
「美白姫ーーーーー!!!」
その声の先にはトリプルTが立っていた。
「まってくれ!このゴリラは人に害はないんだ!だから、撃ち殺したりなんかしないでくれ・・!」
「いいや、わからないね。よく見ろ、このゴリラの凶悪な顔、今には我々に襲い掛かってくるようではないか・・!とにかくこのメスゴリは殺す。」
「トリプルT・・・ありがとう。もう十分ゴリ。所詮人間とゴリラでは・・・」
美白姫の目に涙が溜まった。
そのときだった、
「なんて人間はおろかなんだ!俺は人間を捨ててゴリラになる!そして美白姫と一緒に暮らすんだ・・!」
「・・ありがとう。トリプルT」
そして二人は森の奥深くで静かにそしてなにより、幸せに暮らしたという。





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Last updated  2006年03月21日 00時28分50秒
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