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ミリ妻と呼ばれて・・・

ミリ妻と呼ばれて・・・

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2005.03.31
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いきなりなんだか重苦しい話題ですが

日本に帰国中、友達の8割が

「結婚~・・・」

と、結婚について夢を抱いていたので、ちょっと

私もつられてみた。



数ヶ月前

青山で友達と待ち合わせたときのこと。

偶然、私は元彼、通称シャケ男に再開した。

私と付き合っていたとき、いきなりシャケ(魚一匹)頭から尻尾までを

プレゼントしてくれた、SWEET(?)な元彼。

あまりにもインパクトのあるプレゼントだったので、内輪の間で彼をシャケ男と呼ぶ。(シャケ男ヨ。これを読んでいたら、笑って流してくれ)


まぁ、そんな事はどうでもいいのだけど

ハワイに移り住んだときに、遠距離になり

子供だった私のわがままで、お別れした。

その後、彼はどうしているのだろーっと

シャケを送るような変わり者の消息は、たまに私の脳裏をよぎったんだけど・・・

「タヒチに移り住んだらしいよ・・・」

という情報を最後に、消息不明だったシャケ男。

まさか青山で再開するなんて夢にも思ってなかった。

まぁ、劇的なドラマなんて、普通の社会で起きるはずもなく

食事をしながら空白の時間を埋めた。

「結婚は?」

切り出したのはゆんこちっち。

「してるよ。」

悪いことでもないのに、なんだか気まずそうに答えるシャケ男。

きっと彼は、私がこの劇的な再会に、

また元さやを期待していると思ってたのかもしれない。

私も、少しだけど、そんな事考えたので、

「してるよ」には拍子抜け(?!)

(まさか不倫?!ってそんな事は起こるわけもなく・・・苦笑)

「そうなんだ。実は私も、今年で結婚4年目」

この一言で、二人の妄想は終わった。


当時、高校生の私は、留学費用を必死こいて稼いでいたため

バイトで営業。なんとも、高校生らしくない職種を選んだ。

そこで知り合ったのがシャケ男。

いつも売上TOPは、ゆんこちっちとシャケ男の接戦!!

ギリギリのところでゆんこちっちが負けてたんだけど。

彼も、アメリカに対する夢をもっていて

同じ境遇にいるシャケ男と、付き合うことになったんだよなーっと

話しながら、懐かしい思い出にひたった。




私は、彼と別れて後悔した。

でも、男としてではなく、いわば

「戦友」

を失ったことが悲しかった。

付き合ったことを後悔した。

あんな事にならなければ、今でも、彼は同じフィールドで戦う戦友だったのかな?

と、たまにシャケ男を懐かしんでいた。



「ねぇー、私達、前みたいに戦友になれないかな?」

思い切った一言に、大笑いしたシャケ男。

「普通の女って、こういう時、前みたいに戻れないかな?って言わない?」と

「相変わらずだな」

って、転げ回る勢いで笑ってたけど、そんなに変かな?





二人共負けず嫌いな私とシャケ男。

こんなに似てる人はいない!!(私、シャケを男に送ったりしないけどね)

と、当時、私は夢に浸ってたけど

二人は一緒に時間を過ごすには、似すぎていた。

一緒にいても、シャケ男は、男であると同時にライバルだった。

だから安らぎの中に、いつも闘争心があったんだろうな(苦笑)






高校生のとき、私は同じ共通点がたくさんある人に運命を感じてたけど

今、実際結婚したのは

育った環境も、曲の好みも、好きな食べ物も、ファッションセンスも、

言葉も異なるパッパ。

私は闘争心のかけらもない、無口なパッパを旦那に選んだ。



何かに負けて、悔しくって、悔しくって

煮えくり返りそうなときでも、慰めることなく

プレステに熱中しながら

「残念だったねー」

と心無く呟く彼。


シャケ男だったら

「こんな風にして、そいつを潰せ!!」

と戦略を練ったり

「お前、そこでそうしちゃったから駄目なんだよ。んとに使えねー」

と、駄目出しをされ

私はきっと一晩中、復習作に燃えてるだろう。


一件、愛想なく、どうでもいいやっと答えるパッパと私は

冷め切った夫婦に見える。

実際、私は、何度も、「ねー、真剣に聞いてるの?」

と、見るからに無関心なパッパを攻め立てるのだけれども

彼のそれでも自分の好きな事に熱中する姿に

なんだか自分のイライラが馬鹿馬鹿しく感じて

「あたしにもやらして」

と、コントローラを奪う。

そして、やっと私に、笑顔が戻る。



シャケ男に

「奥さんはどんな人?」

と、聞いたら

「お前と正反対の、無口で大人しい、俺の幸せだけを考えてる人。」

とかえって来た。

趣味も違うし、一緒に何かを楽しんだりできないけど

仕事から帰ってくると、安らげる相手だって。





私達は、結局、同じような相手をパートナーに選び

そこに自分の居場所を見つけたらしい。



たった3時間の再開。

何も変らず笑って食事してたけど

この一瞬で、私は思った。


何年も前に

泣きじゃくって、怒鳴りながら

国際電話で終わりを向かえた私達の

「別れ」の選択は、間違ってなかったね。



結婚。



人それぞれ、結婚相手に求めるものは違う。

結婚に常識なんてないんだろう。



自分にとって、一番何が大切か。



それがわかったとき、自然にこの人が自分の一生のパートナーだとわかると思う。

「この人、大好きだけど、結婚するとなると・・・」

と、迷ってる私の大切なお友達へ。

大好きだけど、結婚するには・・・ということは本当にあるかもしれないよ(鬼??)

でも、人それぞれにスタイルがあるから

周りがなんと言おうと、好きだったら、突っ走れ!

じゃないと、後悔するから。

私ではあり得ない選択をしても、応援するよ!


私には私が選んだ結婚生活がある。






そしてシャケ男は今でも、私にとって大事な戦友だ。

シャケ男よ。

あなたがBIGになる時には、後ろに気をつけて(笑)








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Last updated  2005.03.31 08:01:16
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