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カテゴリ:ドラマ・映画鑑賞室
やっと映画の感想。
よかったと思うよ。 空が青くて高くて 画面がときに青ざめているようで 夫婦の服は白が多くて 真っ赤な花 真っ白なカサブランカ ロボットインテリアの可愛さ。 鍵置き場なんてよかったなあ。 クサナギツヨシ演じるサクは お母さんに褒められたい少年のようなところがありつつも やはり妻を愛する夫で 心細くても せっちゃんのために 怖いけど できることをしなくては みたいなところが 胸にせまってきたというか。 竹内結子ちゃんのせっちゃん。 早くもいろいろ悟りながら 全部サクのことを受けとめ 一緒に夢を見ながら それでもサクを心配しながら。 淡々と時間が流れ 静かに事態は変わり 長いようだけど目が離せない感じで。 時折 波が訪れ 涙が静かに流れる みたいな。 こっから先は 今更と思うので ネタばれ含んで書くけれど。 毎日一つ小説を書くといったとき せっちゃんが気付いた表情は印象的。 せっちゃんのために何かしたいと思ったのも本当だろうけど 笑いの免疫力にかけたいというか もう書くこと自体にすがりたいというか それがサクを支えたのだろうなとも思い それにせっちゃんも乗っかりたかったのかなと思い。 今まで何でも最初の読者として サクの世界を見てきたせっちゃんは。 病院でのサクと見守る人々 捧げモノ ベールのようなもの 感化 あれは教会のミサなのか?なんて思ってて 後でパンフレット読んで ああ やはりそうだったのねと思った。 テレビでのCMの 「新婚旅行だ~」は ああ これだったのかと。 サクの魅力は 夢を見せてくれること。 少年のような可愛らしい愛しさ そーいうサクは魅力的で 恋愛小説に興味は無くても せっちゃんは大好きなわけだ。 高校時代からずっと一緒の。 それがある意味 求道者みたいな感じになってって って あの状況ならそうなんだろう。 ただ彼は彼の出来ることと しようと決めたことをして。 キスしたとき ほんの一瞬驚いてしまった。 すぐああそうなのにと納得と涙が来たけれど。 彼にも涙が来たけれど って 映画の中の人々が泣くシーンは とても少なかったよね。 青ざめた画面では がけみたいなとこで手を広げる 僕の生きる道の中村先生を思い出したし 「死にたくないよぉ」っていう 中村先生も思い出した。 青い空は CGとかじゃなく本当に そのときだけ晴れ渡ったんだ みたいなこと テレビの特集で言ってたような。 出会って サクと生きられたことは 幸せだったのではと思うけど それは いろんなサクを受けとめられるせっちゃんだからこそだろうけど うらやましいと思った。 その点ではね。 はっきり言っても言わなくても お互いがとても大事。 役柄がみんな 合っていたと思う。 ところで 笑える話を毎日 ってことだったけど 面白い話ではあったけど 笑える話?? みたいなのも多かったよな と。 集金人と 伝言サービスの話がよかったな。 パラレルな未来ロシアの人みたいな 結子ちゃんが綺麗だった。 僕ファミリーの 小日向さんや浅野さんもしっかりご登場。 最終回の せっちゃんに伝わる書き方。 パラレルワールドははっきりわかって ああ この人は 他の世界では せっちゃんと生きている 今も一緒にいたいんだよ と思い そこでグッと来て 最後の言葉も そうだよね と涙したわ。 なんか 他の感想で ファンタジーみたいに美化しすぎってのもあったけど 見せたいところはリアリティではないのだろうと。 だからこれでいいのだろうと。 毎日話を書いて 妻に届けたのは事実なのだし。 それにしても あの静けさ淡々さなども 好みや評価の分かれるところなのかもなあ。 SFに興味ない人とかも どうなのかなあ? お話部分とかは。 他のお話も読んでみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月06日 00時53分56秒
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