TM全盛期の頃。
機械的な感じや刻んで繰り返すようなメロディーを 私は得意ではなかった。
(ラヴェルのボレロはとても好きよ と言っておく)
だが時として なんか不思議な世界に迷い込むような浮遊感が気になったり
泣きたくなるような 未来から思い出すような
高いところからアンドロイドの視点で眺めるような 何とも言えない感じがしたり
なんやかんやで 一通りは聴いたと思う。
ただ素直にとても好きな曲も1曲あった。
で こないだのEIGHT JAMで 様々 解説されちゃったというかなんというか。
そーですか あの浮遊感や泣きたくなる感じは
定石ではありえない転調や展開だったのね と・・・
私が どうにも気になるように好きなのは
Seven days warと
Human system です。
SEVEN DAYS WAR
私は 相対音感(移動ドで聞き取れる)ならあるので
あまり気にしていなかったというか
でもそれだと転調の多い曲だと
ひたすらドが移動して ただの丸覚えになっちゃうんだが
そーか ラーソラー ラシドシラソラ の シ は
コードとか知ってる音楽勉強してる人から見ると
驚きの半音上だったのねー
不思議な一部の転調 奇抜なBフラットメジャー
で 小室さんにとってそれは 映画「ぼくらの七日間戦争」の
思春期の多感な 不安定さ いいのかなよくないのかなというようなゆらぎ
などの世界観を
サビでドーンと持ってきたかった 表すのを狙ったと・・・
そーですか 私はその狙いに まんまと
目の奥を刺激されちゃうような懐かしい切ないみたいな感じを
受けちゃってたのね(あまり簡単な言葉にしたくはなかったのだが)
Human systemは
最後の ドードドーレーミーーーミー ってタイトルが上がって終わるところも好き。
でそれも ボーカル1本じゃなくてコーラス含めた繰り返し。
その後の聖なる音色(トルコ行進曲のような)も含め。
番組でちと流れたが↓のアルバムでは ユーミンが歌ってるんだね!
【オリコン加盟店】初回仕様★デジパック仕様■ヴァリアス 2CD【TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40th CELEBRATION-】24/5/15発売【楽ギフ_包装選択】
色々イメージも浮かんじゃうような 視覚を刺激される感じ(私はね)
そーいうのも 狙ってたでしょうね
そうすると 小室さんはやはり 稀有な足跡を残してきた人
ということになるのか・・・
で 私が
聞いた時からただ好き!だったのは
Time passed me by 夜の芝生。
↓のアルバムに入ってますね。
Self Control(Blu-spec CD2) [ TM NETWORK ]
「後世に残る名曲。
美しく、優しく、悲しみも喜びも全てを包み込む曲です」
「海面に静かに漂う月と光の道
それがそのまんま曲になったような曲だと感じております」
とGRe4N BoyzのHIDEさんの素敵なコメント。
ホントに 美しくてキュンとする。
当時 他の曲と違うー普通に美しいー と思ったら
木根さんの作曲で あ だからなのねと思ったことも覚えてる・・・
そして今更ながら 力強く正確で 時に少年や真摯さも感じさせる
ウツさんのボーカルが効いていたのねえと。
私の知る限りで一番好きなアルバムはHuman Systemだったが
あの全体に漂う感じも 彼の声によるものともいえる。
あと ハヤカワ文庫(要はSFってことかい)を思わせるタイトルが多い気がしてたとか
考えて盛り込んでるんだな というような。
好き というより
どうにも気になる というような 私のTMへの気持ちを
何十年かぶりに解き明かされたような気がする。
7月21日のEIGHT-JAMでした・・・
この番組はクラシックとかの解説とかが私は特に好きで見てて。
もちろん好きなアーティストが取り上げられれば嬉しいし楽しいが
そーいうのを越えて
感慨深かったTM NETWORK特集だった。