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カテゴリ:発達障害
実は、昨年の学期末に、噂好きの知人から
「今度、お宅の学校にはアスペルガーの先生がやってくるんですってよ~。」 なんて事を耳にしました。 何だか私は、その時、嬉しかったです。 そっかぁ、そういう先生が来られるんだ!って。 そんな事があった後、今年度は10人もの先生が怒涛のように入れ替わりました。 なんと、特別支援学校の経験者が4人も入っておりました。 そ・・・・そう言えば、それまでは・・・・ゼロだったんだっけ。 これは、何か変わるかもしれないなぁ・・・・なんて期待してたのですが 経験のある先生も、担任を持ってしまえば、そちらの事で精一杯。 むしろ、慣れない普通学級の経営で四苦八苦しています ただ、それよりも、むしろ、今回初めてコーディネーターを任命されて そんな特別支援の経験者の中で、随分勉強して頑張ってた若い先生が2人居て。 今まで、講演会なんて一人で行ってたけど、一緒に行って 帰りに感想を話しながらお茶まで出来るなんてかなり嬉しい。 その頑張りは委員会にも伝わり、動かし、結果、来年度は 我が校に特別支援学級が2つ、新設されることになったのです。 今まで、支援級を進めるって事は、=転校 だったわけです。 これが変わるのは大きい事ですよね。 勿論、そちらに専属の先生が配属されるって事だし。 コーディネーターの先生は、分厚い 「特別支援教育カタログ」 を広げながら 「支援級が新設されるって事は、予算も与えられるんだよね これで、絵カードとか、地道に作らなくても買えちゃうよ~」 ととっても嬉しそうに眺めておりました。そうか、そういう効用もあるんだね~。 小さな事からコツコツと。人の想いって伝わる物ですね。 あ、たまたま委員会の方も、担当者の入れ替わりの時期で 評判の悪い鬼軍曹みたいなおじさんが、表舞台から去った(出世した)のも 良い方向に働いたのだと思います。ラッキー 一方、otoの学校は、利用してた自校の児童が卒業した途端 「ことばの学級」を閉鎖してしまいました。 市内にたった一つで、学区外でも通いたかった子たち居たのに。 いずれにせよ、一人一人の持ってる力って大きいんですよね。 でも、そのタイミングに左右され、翻弄されるのは子供や親達。 そんな、運のようなタイミングでの幸・不幸は無くなって欲しいです。 以前、ママ友が職場に出来そうな・・・・って感じの事を書きましたが その母娘先生と仲良しの先生が、独身でありますが、 私たち親子と何度か一緒に遊んでくれるようになりました。 その先生と、たまたま2人きりになる機会がありました。 「otoちゃんを見ていると、私の小さい頃にソックリなんだよね。 何だか、気持ちが解るんだ~。実はさ、かなりキカナイ子じゃない」 話してみると、何だか本当にotoに似ているところが多い・・・かも。 給食の時も、ご飯はほとんど食べてない。極めて少ない好きな物しか口にしない。 最近、結構広がってきたotoよりも、むしろ食べられない物が多いかも。 単に偏食・・・・と言うよりも、気持ち悪くて食べられない、って感じ。 勉強も、全然しない子だったとか。 中学に入って出会った先生に「おまえは中卒で働くんだな。」と言われて、 初めて「勉強しないといけないんだ。」って事を実感として知り 慌てて小学校3年生のポピーから、順番に頑張って勉強し始めたとか。 人前で話す事も嫌いで・・・・小さい頃は「自閉症」と診断がついたって。 話せないけど、マグマのように溜まった気持ちはあったので いじめられたら、お友達をぶん殴って随分大人たちには叱られていたとも。 そ・・・・そうだったんだ~。 無口だったなんて想像も付かない今。 喋りだしたら止まらなくって、とても職員室とは思えない内容にまで発展し 「ここは居酒屋か」 って突込みが入るほど。 職員室は寒いので、身体が動けなくなるくらいの厚着をしてくる彼女に 今時、薄くてあったかい下着がイッパイあるよ~ って皆で説得するも、厚着をしないと気が済まないんだって。 子供も全然好きじゃない・・・・なんてちょっと異質な先生ではありますが 周囲をとっても明るくする、ムードメーカーであります。 娘にはこうやって、笑いを振りまいて、みんなに愛される大人になってくれたら嬉しいな。 そして、自分自身で「勉強しなくちゃ。」って気付いてくれる日を もう少しゆったりした気持ちで待っていられる親になりりたいな、と思いました。 この先生が冒頭の噂をw立てられてた先生かどうかは解りません。 「ん」と思うような言動をしてるお方は、他にもイッパイ居るし でも、所詮、噂好きの方が流す噂って、悪気が無くてもどうでもいい物が多いんだなぁ。 彼女はもしかしたら私よりも、otoの気持ちを解っているかも・・・と感じました。 話せて貰えて、また1つ、あったかい物を、この職場で貰った気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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