|
カテゴリ:フォーク(邦楽)
※昨夜はヤフーモデムがおかしくなり、せっかく書いたブログをアップできませんでした。どうにか復旧したので、下記に掲げます。
今夜はシャワーを浴びながら、松山千春の曲をずっと歌っていました。オールナイトでカラオケに行きたくなるくらい喉の調子が良かったのですが、名盤『起承転結』鑑賞とyoutube巡りで我慢しています。 本盤は私の中学時代から、いつも傍にありました。ギターを覚え始めの頃から弾き語りの楽譜と首っ引きで、1stアルバム『君のために作った歌』~伝説の北海道・真駒内屋外競技場における5万人コンサートの実況録音盤『STAGE』まで、友人からレコードやカセットテープを借りつつ聴き倒したものです。 その後はビートルズを始めとした洋楽に興味の対象が移り、リアルタイムで千春さんを追うことも無くなりましたが、今もなお私の青春時代を呼び覚ましてくれるミュージシャンであることに変わりはありません。ここに、以前某サイトに書いた本盤のレビューを引用してみます。 「永遠の愛聴盤/起承転結」 松山千春の最大の魅力は「はにかみ」にあるような気がします。天賦の才に溢れた歌唱力を包み込む、照れ、謙遜、奥ゆかしさといった、地方出身者ならではの愛すべきへりくだり。大御所となってしまった今でこそ、時に傲岸不遜な態度が顔を出すこともあるけれど、本質的な優しさがあるからこそ未だにファンの気持ちを捉えて離さないのでしょう。 とりわけ初期の作品群、中でも本盤を聴くたびに、私は千春さんの「はにかみ」に苦笑し、癒され、涙してしまいます。その感動は、20年前に初めて友人から借りたカセットテープを聴いて以来、ずっと変わることがありません。そしてこれからも、生涯の愛聴盤となってくれることでしょう。 それにしても、これだけ名曲が揃ったベストアルバムが他に存在するのでしょうか?シングル曲のチョイスという製作コンセプトの弊害で重要曲「大空と大地の中で」が外されてはいるものの、正しく完全無欠の名盤です。 特に悲恋を真摯に歌い上げた「初恋」「かざぐるま」「白い花」、松山千春というアーティスト以外に成し得ない傑作「季節の中で」における表現力は圧倒的で、全く聴き惚れてしまうばかり。さらには個人的に最も敬慕する「銀の雨」、未来への希望を高らかに宣言するフォーク・アンセム(賛歌)「卒業」、そして永久不変・究極のラブソング「青春」に酔わされつつ、錆びつきがちな感性を練磨していきたく思います。 ~以上は3年ほど前に書いたレビューですが、今も全く同じ思いです。また今夜は、併せてyoutube巡りの過程で見つけた千春さんの珍しいカバー曲も聴いています。ビリー・バンバン「さよならをするために」、荒井由実「卒業写真」、長谷川きよし「別れのサンバ」、丸山圭子「どうぞこのまま」、そしてレイモン・ルフェーブル「シバの女王」や南こうせつ&伊勢正三とのジョイント・コンサートでの「22才の別れ」まで聴けてしまう!全く努力だけではどうにもならない、天賦の才というものを思い知らされてしまいます。うーん、この人の歌は本当に天才のそれだなあ。。 最初の4曲は企画アルバム「再生」でまとめて聴けますので、機会があればレンタルショップ等を覗いてみて下さい。それでは引き続き、松山千春の世界に耽溺することとします。おやすみなさい。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[フォーク(邦楽)] カテゴリの最新記事
|