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本厄サラリーマンの「感動の記録」

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2009.06.30
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カテゴリ:ラテン
今夜のオリックス戦でも、ホークスは大勝してくれました!2003年の超弩級の布陣「ダイハード打線」を彷彿とさせる、強力な先発メンバーを固定できていることが大きいですねえ。ファンの方にはお馴染みですが、次のような面子です。


1番 二塁 本多 雄一 (ポン)
2番 遊撃 川崎 宗則 (ムネ、チェスト)
3番 左翼 オーティズ (オーちゃん)
4番 DH 松中 信彦 (貫禄、ボブ)
5番 一塁 小久保裕紀 (カプテン)
6番 右翼 多村 仁志 (スペ)
7番 中堅 長谷川勇也 (ハセガー)
8番 三塁 松田 宣浩 (マッチ)
9番 捕手 田上 秀則 (おにぎり)


このナインがとにかく絶好調!先発陣が少ないのが気がかりですけれども、どこからでも点が取れる他チームにとっては脅威の打線ですね。明日は屋外球場なので雨天中止が濃厚みたいですが、どんどん貯金を増やして欲しいものです。そして秋には歓喜の胴上げだ!何だか毎回同じことを言っているみたいで気が引けますが。

さて、今夜のBGMはアルゼンチン・タンゴです。我がブログではお初のネタですが、私はラテン音楽も大好き。再三書いている通り私の音楽嗜好性は中村とうよう氏に大分影響を受けていますが、そのとうよう氏は元々ラテン音楽の専門家でした。よってサンバ、ルンバ、マンボ、カリプソ、ボサノヴァ、サルサ、タンゴ、ファド、フラメンコetc、ジャズやソウルほどではありませんが、一通りは聴いてきたのですね。

タンゴに関しては超一流のミュージシャンを通り過ぎた程度ですが、不世出の大歌手カルロス・ガルデル、タンゴの王様フランシスコ・カナロ、古典タンゴの巨匠ロベルト・フィルポ等を擁したオデオン・レコード音源については後日に書かせて頂くとして、今回はアルゼンチンの2大メジャー会社の片割れであるビクター・レコード音源を一気に俯瞰できてしまう、箱2つを引っ張り出して来ました。何しろCD全22枚という膨大な記録ですので、休みの前日とかでなければ聴く気が中々起こらないのですね。明日は久々の休暇につき、古典タンゴの真髄にどっぷり浸ってみることとしました。

この2大BOXに触れるたびに、監修を務められた我が国最高のタンゴ研究家・大岩祥浩氏の情熱がひしひしと伝わってきます。「世紀」が1993年、「大演奏史」が1995年の発売ですから既に相当な年月が経過した訳ですが、未だにタンゴ関連のCDではこれらの箱を凌駕する企画盤は生まれ出ておりません。レコード会社も今よりはずっと景気の良かった時代だったが故に、実現できた偉業と言えましょうか。カナロの8枚組BOXと共に死ぬまで保有していたい宝箱ですね。大岩氏のペンによる「世紀」の解説書から、少し引用してみます。


「タンゴは、レコードという沃地に育った大輪の花である。われわれ愛好家は今日においてなお、過去の録音を通じてタンゴの真骨頂を愛でる悦びを享受している。レコードとともに歩んできたわれらの世紀を、今いささかの衒いを感じつつ”タンゴの世紀”と呼ぶことにしたい。」(原文ママ)


うーん、何という感動的な名文でしょうか。これぞ理想的な音楽愛好家の言辞、在り方ですねえ。タンゴに限らず、素晴らしい音楽を生み出してくれた全てのミュージシャン&作詞作曲者に置き換えて、改めて私も感謝の意を表したく思います。

さて、音源鑑賞に戻ります。ジャズ評論家で著述家の寺島靖国氏が常々「ジャズは曲で聴け」と言われている通り、タンゴ鑑賞においても曲選びが最も重要だと私は考えます。その意味では名曲が多数収録されており、且つスタッカートを強調した演奏スタイルで人気を博した第4集のファン・ダリエンソ楽団から聴くことにしました。

アルゼンチンの独立記念日を讃えた「7月9日」「独立」、米国のポピュラー歌手ジョージア・ギブスが英語詩「キッス・オブ・ファイヤ」として大ヒットさせ、桜田淳子&中島みゆき「しあわせ芝居」の元ネタでもある「エル・チョクロ(とうもろこし)」、蛇腹楽器バンドネオンが主役の「台風」、タンゴ王カナロのパリ公演の大成功を祝った「パリのカナロ」、ダリエンソならではの切れ味鋭い「フェリシア」、そして極め付けはタンゴ最大の名曲「ラ・クンパルシータ」!もうムード音楽に堕したコンチネンタル・タンゴなんぞ聴けなくなりますねえ。タンゴを花開かせた19世紀末の魔窟都市ブエノスアイレスの淫猥な雰囲気が、周囲に漂うような錯覚に陥ります。

続いて「大演奏史」第1集に盤を交換。こちらはタンゴの名曲を時系列的に11枚ものCDに編纂した箱で、1曲目は順当過ぎる「ラ・クンパルシータ」です。1917年の旧式ラッパ吹き込み録音ですので音質は今の若い人達ならば逃げ出したくなるくらいに劣悪ですが、4人編成のアロンソ=ミノット楽団の奏でる92年前のロマンティックな音色に陶然となりそう。他にもガルデルの絶唱で永遠にその名を残すに相違ない「わが悲しみの夜」(オルケスタ・アルヘンティーナ・フェレール演奏)、近代タンゴの祖フリオ・デ・カロの5曲、ビクターの専属楽団オルケスタ・ティピカ・ビクトルの処女録音「忘却」、史上最高のタンゴ・カンシオニスタ(女性歌手)、ロシータ・キロガの3曲「フリアン」「意気地なし」「君を待つ間」etc、久しく飲んでいないアルゼンチン・ワインをグビグビあおりたくなりますねえ。

「ラ・クンパルシータ」で思い出すのが、名匠ビリー・ワイルダー作品「お熱いのがお好き」です。私がマリリン・モンローの虜になった忘れじの名作ですが、女装したベーシスト役のジャック・レモンとレモンに求婚する大富豪役のジョー・E・ブラウンが、タンゴのリズムで踊るシーンの挿入曲でした。レモンが「俺は男だ!」と正体を明かして求婚から逃れようとするラストシーンでブラウンが言い放つ、映画史上に残る名台詞も忘れ難いですね。未見の映画愛好家の方は是非ともご覧の上で確認してみて下さい。それでは今夜はもう少しタンゴの世界に、アルコール抜きで酔いしれるとしましょう。

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最終更新日  2009.07.01 03:26:04
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