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カテゴリ:クラシック
いやー、何と言うか日本全国が酒井法子容疑者のニュースで持ち切りですねえ。先般の押尾学容疑者にまつわる事件がすっかり消し飛んじゃいました。憶測の域を出ていないものの、姿を隠していた理由が「薬物反応を身体から消すため」というのは然もありなん。結果的に尿検査では「シロ」扱いだったそうで、逃走劇のシナリオを彼女に入れ智恵した人物か組織の存在を疑いたくなるってものです。全く芸能界は恐ろしい世界だなあ。どぶろっく辺りが『エンタの神様』でネタにしてくれないかしら。
まあ真相はどうであれ、清純派のイメージも見事に地に堕ちましたねえ。二度と元のように仕事をするのは不可能でしょう。こういう時に一番ダメージが大きいのは、本人ではなく家族です。10歳の息子さんの夏休みを台無しにした責任は重いよなあ。一市民の私にのりピーを断罪する資格はありませんけれども、少なくとも麻薬や覚醒剤なんぞに溺れるような真似だけはしたくありません。ダメ亭主はさておき、今後の彼女の行く末に注目したいと思います。 さて、本日8月9日はドミートリイ・ショスタコーヴィチの34回目の命日でした。数えの古希を前にして肺ガンで急逝したのが1975年ですから、当時の私は小学1年生。辛うじてバッハやベートーヴェンの名前を覚え始めた頃でしたか。勿論ショスタコに興味を抱いたのはずっと後になってからで、実のところ昔も今もそれほど熱心に聴き込む作曲家ではないけれど、故人を偲びつつルビオ・カルテットの5枚組全集を聴いています。HMVで3,000円弱という破格値で入手したセットですが、音質も演奏も悪くなくお薦めですね。楽天市場でも買えればいいのですが。 全部聴いている余裕はないので、最晩年に作曲された第15番を繰り返し聴いていたら熱帯夜のリビングに寂寥感が漂ってしまいました。。何しろ全6楽章がアダージョという珍奇な構成だけに!幸いYOUTUBEに名門カルテットのエマーソン弦楽四重奏団の演奏がアップされていましたので、長くなりますがお聴き下さい。うーん、やっぱりこいつは傑作ですねえ。全集で気が引けますけれども紹介盤に挙げておきましょう。1枚物ではエーデル四重奏団のナクソス盤が最も廉価でした。 【第1楽章:挽歌(1)】 【第1楽章:挽歌(2)】 【第2楽章:小夜曲~第3楽章:間奏曲】 【第4楽章:夜想曲~第5楽章:葬送行進曲】 【第6楽章:終章】 小学1年生の夏休みには当然ショスタコ芸術の存在意義などに目もくれず、毎日カブトムシやクワガタ採集に熱中していました。そう言えば偶然にもヘルマン・ヘッセの命日も8月9日!亡くなったのは私の生まれる6年も前の大昔ですが。季節柄、夏の日の少年の過ちを題材にした掌編小説『クジャクヤママユ/少年の日の思い出』を懐かしく思い出します。前にも書きましたけれども、戻れるものならあの頃に戻ってみたいなあ。夏の朝陽を受けて湧き立つ草いきれの臭いが、一番新鮮に感じられたあの時代に。。それではまた。
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最終更新日
2009.08.10 00:57:06
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