この間の三連休、風邪を引いた恩恵？の一つとして、
読書と共に、DVD鑑賞できたことがあったのですが、
その時に観たのがこの「つみきのいえ」。




すでにDVDか絵本でご覧になった方も多いのではないでしょうか。
アヌシー国際アニメーション フェスティバル・クリスタル（最高）賞
文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門大賞受賞
など数々の賞を受賞している秀作です。


たった12分の中に閉じ込められた

「蘇る過去の記憶への旅路」

パステル調の絵と、ピアノの旋律で、
自然と静か～に画面に惹きこんでくれる。


どんどん海面があがっていく街で、
みなが他の土地に移る中、
家の上へ家の上へとまるで積み木のように、
レンガで家を作って生きてきた一人の老人。


大事にしていたパイプを海面に落としたことで、
それを拾いに潜水服を着て潜ったそこにあったものは、
想い出がたくさん詰まった、
今まで住んで来た家々。。。

感動野郎には、
この長く・高くそびえる家そのものが、
おじいさんの人生に観えました。


今があるのは、下の土台となる家があるからだと。。。

家＝想い出
家＝経験

とも言えるのかもしれない。

だからこそ、
“今”を大事に生きなければならない。
と、改めて思い知らせれた気がする。


観れば観るほど、味が出てくる。
そんな素敵な作品です。


長澤まさみちゃんがナレーションしているバージョンも収録されてますが、
ナレーションなしの方を、画面に集中して何度も観るのがオススメです。


観たい人がいれば、貸しますよ♪