昨日は仕事を早めに切り上げて、
上野の東京国立博物館で開催中の「国宝 阿修羅展」を観てきました。



休日お出掛け自粛（三多摩エンジョイ倶楽部を除く）の身ですので、
行くとしたら平日。
金曜日は20時までやっているので、
GW前の金曜日なら空いているだろうと目論んだのですが、
これがまた大正解！
かなり空いてましたねぇ～。
お陰様でゆっくり堪能してきました。


とにかく贅沢だ！
阿修羅像だけじゃない！
八部衆像、十大弟子像、薬王菩薩像、薬上菩薩上、四天王像。。。
もう勘弁して！と言いたくなるほどの充実振り！！
それも全て当然ながら後姿も拝見できるのですから、
失神するほどの興奮を覚えましたよ。


それにしても阿修羅像です。
３０分ほど、正面から、真横から、斜めから、後ろからと、
思う存分堪能してきました。


よく観ていると面白いことに気づきました。
真正面から観ると、
中間の弓矢を持っていたという、
両腕の左右の高さが違うのは一目瞭然なのですが、
合掌している腕の合掌の位置が左に少しズレている。
これが何を意味するのかは分かりませんが、
その中間の腕と、合掌している腕の位置によって、
右４５度からの角度と、左４５度からの角度では、
立ち姿に違いがあるように観えるのです。
因みに感動野郎は右４５度からの方が美しくて好きだ♪


阿修羅像と対話もしてきましたよ。



まず、正面からの表情なのですが、
感動野郎には笑っているようにどうしても観える。
まるで今回の失恋の件を
「チャンチャラ可笑しいぜ！」と笑われているようだ。

そして右の顔はまるで、
「まぁそんなにからかうなよ！」と、言っている。

そして左の顔は一転して、
「お前の気持ち、俺は分かるぜ！」と、言っている。

そして左側４５度から正面の顔を観ると、
何と！今度は笑っていない。。。
「お前は大丈夫。大丈夫だよ。」と、言っている。

そしてまた正面に行くと、笑っているんだよね。

その顔を観てたら、なんか自分も自然と笑ってて。。。
凄い体験だよなぁ～。
（阿修羅像観て笑っている人、他にはいないだろうけど）


そういや、正面の顔は、夏目雅子さんに似ているような。。。


昨年、日光菩薩像を観たときに、
思わず、ウルッ！ときた感覚とは違う、
なんか人間味すら感じる阿修羅像も良いものですね♪