金曜日になるのですが、
久し振りに映画を観てきました


観たのは「さまよう刃」



ストーリーは。。。

２年前に妻を亡くし、
残りの人生の楽しみは、中学生の一人娘の成長という男（寺尾聰）。
その一人娘が、
薬物を打たれた上で、蹂躙された揚句殺されてしまう。
しかも犯人は未成年！

男は、犯人が少年法に守られ、刑罰が軽くなることを憂い、
自ら罰を下すことを決意する。

一人を殺害し、もう一人を探す男。

そして。。。


追う刑事。
泊まった宿の父娘。

それらに強く問いかける！

男がやっている（やった）ことは正しいのか？
それとも間違っているのか？

若い刑事が言う。
「警察は市民を守ることではなく、法律を守ることが仕事なのか！」
「犯人の命を守り、更生させるチャンスを与え、
被害者の家族の未来を奪うことなのか！」
老刑事が言う。
「長峰（寺尾）にはもう未来がないんだよ。」

ところどころで、ズンと問いかけてくる。
その度に心が揺れる。

長峰（寺尾）から警察に届いた手紙。
そこには犯行の自供と、
犯人や、少年法への自分の想いが綴られていた。

呼吸が深くなる。。。
胸がしめつけられる。。。


さて感想ですが。。。

確かに秀作である、
あるがしかし、ラストをはじめ、
どうも納得いかない部分がある。

寺尾さんの演技力に「おんぶに抱っこ」という感も否めない。
勿論これだけでも観る価値はあるのですが。。。

それと何だろう？
たまに雑な感じがする。
丁寧さが足りない気がするのは、感動野郎だけであろうか？


⇒ 「さまよう刃」