カテゴリ:父の死
私は親不孝者です。 父に孫の顔を見せるどころか、嫁さんすら連れてこれなかった。。。 長男として本当に情けない限りだ。 父のお墓をどうするか? という件を母と話していたら、 母からこんな言葉が。。。 「一度真剣にお墓をどうしようって話し合ったことがあったんだけどね。 “○○(私)が、結婚するかも分らんし、無縁仏になるのも嫌だから、 今のところいいよ!”と言ってお墓は建てなかったんだ。」 あまりの衝撃に崩れ落ちそうになった。 情けなくて情けなくて、 ただただ大きな岩に潰される想いだった。。。 自分の家族を作って安心させてやる事ができなかった。 父は、定年後も嘱託で働き、現役のまま逝った。 父の中では、「安心できるまでは現役で」という想いもあったのかもしれない。 会葬に来て頂いた人が、口を揃えて仰ってた。 「働きすぎ。過労死。」だと。 その言葉を耳にする度に、心が傷んだ。 「私が殺したようなものだ」と、言われている気がした。 実はここ数年、父とはあまり話をしていなかった。 特にここ数カ月は、ちょっとしたことでイライラし、 母に喧嘩を売るような口調で接するのが本当に嫌で、 口を出すと大喧嘩になるのが目に見えていたので、 いわゆる、『無視』に近い状態だった。。。 式が終わった翌日、弟がボソッと言った。 「○○ちゃん(私)って、お父さんに冷たかったよね。」 ハンマーで殴られたような衝撃だった。 分かってたさ、分かってはいたのさ、でもさ。。。 あのイライラも今想えば、 会社でのイライラが募っていたのだと想うのです。 それなのに私は。。。 本当に本当に悔いばかりである。 何が感動野郎だ! 一番大切な人に、お前はどれだけの感動を与えられたんだ! 自分を責めるばかりである。 父への親不孝。 これは私が一生背負っていく、十字架である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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