テーマ:徒然日記(23508)
カテゴリ:日記
「庭が悲しんでいる 花の中に冷たく雨が沈む
夏がそっと身震いする その終わりに向かって」 (へルマン・ヘッセ『新詩集』) 「燃える真夏の暑さによって 戦闘と苦痛によって 限りなく伸びゆく幹に 花よ咲け」(ヘルダーリン) 暑い――ここ福島県は、ようやく夏らしくなりました。 昨日までは長い梅雨のせいで涼しいどころか寒い日が続いた。 7月だというのに、母親はコタツやストーブを使う日もあった。 セミさんも気温の変化に戸惑っているのか、まだ少ないです。 暑い――俺は暑さに弱い。 クーラーなどないので、窓を全開にして、 扇風機だけで暑さをしのぐ。 暑いからこそ涼しさが快感になる。 「照りつける暑さ、蒸し暑さ、うだるような暑さ。七月。 ペースを落とすか、立ち止まること。 野心や期待を捨て、通勤や服や携帯電話や暦を捨てる時。 私達の欲望は減少したように思える。 必要が満たされたからだろうか? 屋内屋外を問わず、涼しい片隅、冷たい飲み物、 爽やかな風が快い。 厳しい日中の暑さからの休息。行儀作法はひとまず休憩。 夏は季節というより、メロディーで、 毎日が美しくぼやけ始める時に口ずさむ、充足感の調べだ。 (サラ・バン・ブラナック) いい文章だねえ。読書は心を豊かにします。 じゃ、またね~☆ kane お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/08/03 01:39:40 PM
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