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2006/08/16
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カテゴリ:猫話
 「我々はときおり、悪夢から目覚めた瞬間に
  自らを祝福することがある。我々はおそらく、
  死んだその瞬間をみずから祝福することであろう。」
 (N・ホーソン)

ほとんどの哺乳類の動物は夢を見るそうだが、
俺も毎日夢を見る。良い夢も悪い夢もある。
パチンコの夢を見た日はギャンブルで勝つことが多く、
俺にとっては一番良い夢だ。大勝負できる。
女とニャンニャンしてるのも良い夢で、
これは欲求不満のせいだろう。
ここ数年、女を抱いてないからなあ。

今日は猫の夢を見た。たまに猫の夢を見るのだが、
今回は悪夢であった――。

俺が薄暗い森を歩いていると、
あちこちに猫の石像が転がっていた。
なんでこんなところにあるのかわからない。

遠くから猫の鳴き声が聞こえ、猫たちが逃げてくる。
どうしたのだろう?? なんか、やばい雰囲気・・・。

ズシン、ズシン、ズシン――。
大きな熊のような黒い化け物が現れた!

「な、なんだあー!? ヒャー!!」
俺も必死に逃げた。運動会以来の全力疾走である。。。
なんとか森を抜けると化け物は消えていた。
「ありゃ、なんだったんだ?」
そこに、俺のペットだった猫のカズが現れた。

「カネさん、どうしたの? そんなにあわてて」
「おお、カズか。森に化け物がいたんだよ」
「えっ! まさか、あの化け物が・・・」
「カズ、知ってるのかい?」
「うん。猫を石にしてしまう化け物だよ」
「あんなのがいるとはなあ。ビックリしたぜ」
「ぼく、猫仙人様に報告してくる」
「わかった。早く帰ってこいよ」
「うん!」

カズがどこかに消えてしまったところで目が覚めた。
夢の続きは、またの日に――。

猫物語作家 kane

過去の猫物語はこちら⇒猫物語総集編





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最終更新日  2006/08/16 12:26:30 PM
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