猫大王の許可も得て準備が整い、出発することとなった。
猫仙人の神通力により、カズたちは一瞬で時空を超えた――。

クロ「うわ～、何か、久しぶりねー」
カズ「昔のままだ」
ナナ「あっ、先生のお家。懐かしいですぅ」
仙人「急に人里に現れては驚かれるから、
　　　しばらく、この洞窟で暮らそうぞ」
メグ「昔の仲間たちに会えるといいわね」
カズ「みんな元気だといいなあ」
ナナ「ちょっと、洞窟内を見てくるぅ」
クロ「あんまり奥まで行かないのよ」
ナナ「はーい！」

ナナは猫の学校でもあった洞窟での思い出が甦った。
あちこち歩くうち、ナナは大きな足跡を見つけた。

ナナ「キャー！！」
カズ「ん？　どうしたナナ！」

カズたちも洞窟に入り、足跡を確認した。

仙人「どうやら、ここに化け物がいたようじゃな」
クロ「今もいたりして・・・」
カズ「ちょうどいいじゃないか。ここで退治してやる」
ナナ「お父さん、カッコいいーっ」
メグ「あなた、油断できないわね」
仙人「ああ。ともかく、ここで化け物を待つとしよう。
　　　まあ、それまでゆっくりしていておくれ」

こうしてカズたちはこの世に復活しました。
怪物との決戦はいつになるかわかりませんが、
とうぶん、猫の夢物語は続きます――。

　＊猫物語は、しばらくお休みします。
　＊たまーに書きますので、ヨロシクね☆

気まぐれ猫物語作家　kane

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