『雪の一生』・・・
どーも、カネです。朝起きてカーテンを開けると雪景色。5センチくらいの積雪だ。今日はどこにも行かないと決めて、ブログを書き始める。 白い雪の妖精たちが楽しそうに舞い降りてくる。どんな会話をしているのか聞いてみたいなぁ。 「ねぇ、あなた」「なんだい」 「あなたとのランデブー、楽しいわ」「久々だもんなぁ。俺もワクワクするよ」 「ここ福島は、大震災から、だいぶ落ち着いてきたみたいね」「そうだねぇ。時間はかかったけど、人間はたくましいよ」 「ホントねぇ。今日の雪、日本海側は大勢派遣されたみたいよ」「うん、毎年この時期はそうさ」 「むこうの時給は高いのかしら?」「ははっ、そんなのないよ。ボランティアだもん」 「そうだったわね。わたし、人間の意識に影響されてるわ」「気をつけるんだよ。人間は欲深い生き物だからさ」 「はい! わたしはわたしよね。黙々と役目を果たすだけ」「そうさ。奉仕は最高の仕事であり、喜びだよ」 「もうすぐ地上ね。あなたとのデートも終わってしまうわ」「いつかまた会えるよ。僕らは一つなんだからさ」 「あなたと出逢えて幸せでした」「僕もだよ」 「わたし、白く透明な愛の結晶になれそうです」「うんうん。さあ、僕が先に落ちるから、上に降りてね」 「ありがとう・・・どこまでも優しいあなた。愛してるわ」「じゃ、またな! 愛しい人よ・・・」 二つのボタン雪が折り重なり、一つになって溶けていった。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++ なんか、書いてて、自分で涙ぐんでしまった。もう、年なんだなぁと、あらためて思った。このような会話シリーズをたまに書いていこうかな・・・。では、またね。kane