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テーマ:フラメンコ徒然日記(964)
カテゴリ:フラメンコ
かんかんです。
すっかり踊る気力のないかんかんです。 逆に、 なんて楽しいんだろう、カホン!!!! カホンバンザイ、もっと早く気づけば良かった、カホンを叩くということ。 そしてそれが一番自分に合ってるってことを。 やっぱり踊りって「自分を魅せる」ことが好きじゃないとできないっすね。 8年踊ってて今更気づいてぼやくことでもないんですけどね。 6年在籍していたフラメンコの教室は何かとイベントや舞台が多く、 その数をこなすことによって、 「はずかしがって踊ってる事ほどみっともないことはない。」 ということを学び、そして堂々と上を向いて踊る事に、数々のイベントで舞台に立ち続け、慣れていました。 その後1年半ほど通った教室では イベントは皆無。 お化粧をして舞台に立つ事すら忘れてしまって、 人前で踊る事にすっかり怖じ気づいてしまいました。 しかし代教(先生の代わりにクラスを持つ)を任せられ、 しばらくタンゴデマラガのクラスを受け持っていました。 先生も、生徒がビックリするほどぐんと良くなったってほめてくれて、 そんなところにもやりがいを感じていました。 だけど、自分を魅せるということは忘れたまんま。 とにかくわたしを頼って一生懸命学ぼうとしてくれる生徒さん達への責任で、ひたすらみんなが上手になるように頑張っていました。 28年間培ってきたこの究極のはずかしがりな性格。 フラメンコを始めたとき親戚中が大爆笑&信じられないという顔!! 小さな頃から自分からお砂場に参加できない。 幼稚園の頃も、おゆうぎ会でも下をむき台詞は棒読み。 小学生の頃もピアノの発表会でも弾き終わったらおじぎも忘れて舞台袖にダッシュ。 中学生のころもずっと打楽器。みんなからみて左端のポジション。やっぱ真ん中は嫌い。でも打楽器は大好きで目立ってはいた様子。 だけど演奏会のおたのしみコーナーが大嫌い。なんでみんなで笑顔を振りまきながら横にゆれなきゃいけないのか...んな恥ずかしい!!と、手元に残っているビデオでは無表情...。 高校のころはオールディーズバンドをくんでいたが後ろのドラム。 そんなわたしが大学に入ってフラメンコを始めたもんだからみんなびっくり。 あのかんかんが??フラメンコを踊る??踊るだって!?!?!?!? そもそもフラメンコを始めたきっかけも垢抜けない。 染色科の友達がお昼ご飯おごるからフラメンコ部見学に付き合って!と。 そして見学に行ってギターに魅せられる。ギターに釘付け。 しかしなぜだか女子だからということで踊りになる。 セビジャーナスを始める。 まぁ音楽が好きだから踊りもさほど抵抗がない。 しかしまぁ、そんなかんかんがやっとのことで人前で舞台に立つようになっていたというのに、舞台に立たない期間が長過ぎたせいで今元に戻っちゃったって話です、ようするに。 大嫌いな鏡を目の前にいま毎日レッスンを受け、 ソラジャに怒られる。 「下むいてもお金落ちてないわよ!」 「セニョリータ、顔をあげなさい!」 「何回言ったらわかるかしら、顔は前!!!!!」 初めてフラメンコを習いだしたときに毎日のように言われていたセリフを、 8年踊っているわたしがまた言われ始めた。 顔を上げて踊る事ぐらい知ってるわ。知ってるわそんなこと。ぶつぶつ。。。 でも自分で自分が踊っている姿なんてもう見れない。 恥ずかしいやら情けないやらでどうしても鏡から目をそらす。 でも今ね、少しづつ顔あげてるよ。少しずつね。 でも上げたら自分が見えてまたビックリして下をむく。 その繰り返しを毎日している。 こりゃ精神的なものかとやたら不安になったりもする。 でもかんかん、フラメンコは大好き。鏡さえなければ...。鏡撤去してください(笑)。 将来は、もちろん本業はデザイン&イラストですけど、小さな教室を持って、フラメンコってこんなに楽しいんだよってことを教えてあげられるようなプチ先生になれたらいいなと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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