「室長」の韓国日誌

チュモンがないので、代わりにチュモンと視聴率を争ったと宣伝している（確か・・）、『19歳の純情』を借りてみました。DVD１枚に少し短めの五話収録。中国東北地方の延辺から、朝鮮族、19歳の女の子が、韓国の男性と結婚するために韓国へきたが、男性はその直前に死んでいて（以下、内容と関わるので省略します）というストーリーです。

この二人、どうして知り合ったか描かれていませんが、日本とフィリピンなどと同じようなところがあるようです。こう書くと、あまりほのぼのしてこないのですが、男性は一度延平まで入っていい雰囲気で会って相思相愛、脇役のおじさんやアジュンマ達も顔なじみが多く、KBSらしい韓国正統派のホームドラマです。

具体的には企業の社長家族、ソウル周辺の半農（かな・・）半お勤め大家族の二つの家族がでてきます。とくに後者は昔ながらの中庭ありの家に住んでいる一方、前者では、ユン＝ヨジョン（『ホテルリォー』では女社長、『愛の群像』ではキムヘスの母親役などでおなじみ）が母親、ユン＝ヨソンが娘役で、この二人、『コッチ』では舅と嫁ででてきたりしますので『コッチ』の現代版という雰囲気も漂よいます。（お子様とも一緒に安心してご覧になれます。ちなみに、ユン＝ヨソンは私のお気に入りの女優さんの一人、男性には奥さんにするならこういう女性がいいな、と思わせるほのぼのとした雰囲気です）。

ヒロイン（キム＝ヒソン・菅野美穂に少し似ています。というか、この二人似ていません？)が、当店店長でも早口は判りにくいという、北なまり丸出しのセリフで、でも真面目で素直で一生懸命頑張っている姿、好感度大で楽しめます。時代劇の合間に、ほのぼの楽しくドラマを楽しみたい場合、絶対おすすめです！

※店長、留学生時代に大学の図書館で北なまりの韓国語をきいて声をかけたら、中国東北地方からの留学生だったことがあります。現在のロシア・中国にまたがり、朝鮮族はけっこう広く住んでいるのですが、ドラマでヒロインがジャジャン麺を疑問なく食べているシーンなどでてくると、インチョンで生まれたジャジャン麺、北朝鮮・中国・ロシアでどうなっているのか、ふと気になった次第です。。。