冠婚・葬祭・森羅・万象

顧問先で給与改訂のお手伝いをしています。

完全な成果給ではありませんが、利益等に貢献した人や熱心に仕事をした人をどのように評価し給与に繁栄させいけばよいのか、多くの問題があります。

葬祭業のなかでは、完全歩合などの所もありますが、一定のサービスの質を保つにはなかなか難しいことと思います。

スタッフと経営者との間には、お互い理解し難い溝があります。

スタッフは生活を豊かにするために、給与を上げてほしい。
経営者は安定した利益をあげるために、人件費をある一定量に抑えておきたい。

この問題はどのような会社でも起こっていると思います。

今回システムを作り上げる時にスタッフ各自と話をし、スタッフの代表者とミーティングをしました。

ポジティブに仕事に取組んでいる人は成果もでているし、新しいシステムを導入しても給与は上がります。
その反対に、いつも会社に不満ばかり持っている人は、なかなか成果も上がらないし、給与も比例して上がらなくなってきます。

給与が上がると、職場の雰囲気がよくなり、モチベーションも上がりますが、給与が上がれば、またその時点から給与に対する不満が出てくるものです。まあ一時です。
他社との比較がなかなかできない葬儀社の給与。高くもあり、安くもある。

自分達で会社を良くし、給与も勝ち取るとれるといいのですが。

「鶏が先か、卵が先か」

悩むところです。

経営者とスタッフとが一緒に考え作り上げる給与システム、評価システム。
スタッフへの信頼と　経営者への信頼。お互いの信頼関係が築けた時に新しいシステムが、良い方向に作用して行くのでしょう。