冠婚・葬祭・森羅・万象

今日　山梨県で仕事をしていました。
その現場近くの駅舎が建替えられるとのこと。
甲府駅より西にあり、完成後はそこが始発になるのではと。

でも人口からいえばそれほどの事ではない駅にとてつもない金額をかけるとか。
それ自体はちと疑問。
でも
クライアントが
「なんか世界的に有名な建築家が設計するとかね」
その話に食いついてしまった。

＊Ｔさん？Ｈさん？Ｋさん？Ｓさん？
いやいやそれは「ひょっとして安藤さん？」

クライアント「そうそう！そういう名前！」

私「彼なら（えらっそうには言えませんが）素晴らしい駅舎になりますよ！自信を持って言えます！」

その駅舎建築の設計者がそうなのかは確認していませんが、安藤さんのすごいところは
素人の発想でも
「それ　ええやん！」

とかでその素人のアイデアを採用する事。
もちろんプロとしての完成度をしっかりと出されますが
すべてを拒否しない、懐の深さが素晴らしい。
プロとはそういう事かもしれない。

私たちも常にプロと仕事をしているわけではない。だから私たちが指名されているのだ。
専門家でないクライアントが図面を書いてくる事がある。
いろいろなシステムを言われる事がある。

ハッとする事もある。
プロであればプロであるほど新鮮な意見を取り入れる度量がためされる。

近年来館者がやまない安藤忠雄さん設計の表参道ヒルズの傾斜も住人からの発案とか。
「それえええやん！」
それをあの素晴らしい環境に仕上げてしまう。

中央線の駅舎ができるのが楽しみ。
その近くに私たちが考える建物もできる。

うーんかなり頑張らねば。
気合いを入れなおさな！